このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
東急電鉄田園都市線は、東京 渋谷と神奈川県の中央林間を結ぶ通勤路線の大動脈です。 田園都市線は1966年4月溝の口〜長津田間の路線開業を機に、連結直通する旧大井町線(大井町〜溝の口)と合わ せて名付けられた路線名です。 田園都市線はその後、長津田以遠の延伸、1978年8月新玉川線との直通運転化による大井町〜二子玉川園間分離 (現 大井町線)、さらに新玉川線の編入を経て現在の運転系統(渋谷〜中央林間)となりました。 ここでご紹介する鷺沼検車区は田園都市線開業と共に設置された電車基地です。 鷺沼検車区は輸送人員の増加と共に車輛数を増やして行きましたが、1979年7月に、新玉川線と相互乗入を開始した 営団に敷地を明渡し、新設の長津田検車区へ引継がれました。 ここでは1978年「田・玉直通運転」開始半年前の構内スナップから懐かしい写真を数点ご紹介します。 1978年2月撮影。 ※これら構内の撮影は許可を受けて行ないました。 輸送の主力20m車 当時の新鋭車輛です。 もちろん8000系にはまだ赤帯がありません。 帯なしのクハ8000型は清楚な美しさがありました。曇天の下、新造間もない前面が白く輝いた瞬間は非常に美しいもの でした。2基パンタの中間電動車デハ8100型も懐かしい記憶です。 8000系と8500系がこうして並ぶと窓の大きさ、灯具類の配置の違いがよく分かりますね。 アルミ試作車クハ7500型7500号車 ダイヤモンドカットの前面でファンを魅了したステンレスカー7200系には、デハ7200号車、クハ7500号車の2輛だけアル ミ車体の試作車がありました。 現在は試験電車に改造されて活躍中です。 クハ7500の全景 アルミ車体はご覧のように側面のコルゲーションが少なく、また全体を銀色に塗装してありました。 側引戸もアルミ製で、車内に乗っているときもアルミ車であることが分かりました。 異端車6200型デハ6201号車 正面貫通型の6000系は1台車1電動機装荷の独特な電車でした。 6000系には電機品が東洋電機製、並行カルダン駆動の6000、6100型、東芝製電装で直角カルダン駆動の6200、6300 型の2グループがありました。後者は4輛1編成のみの異端車です。 床下機器や台車を注意して観察しないと両者の区別は難しいのですが、東芝の編成はパンタグラフの舟体が2本突き 出ているので、僕は遠くからはパンタグラフで見分けていました。そもそもこの電車は車体の番号標記がとても小さい のです。ちなみに東芝編成は東洋製と比較して走行音が静かでした。 |
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