このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
京浜東北線南行の電車に乗り、新子安を出て東神奈川に着く直前、進行左手に赤い電車が並んだ京浜急行の車庫 が見えます。 この車庫が今回ご紹介する新町検車区です。 僕がここを訪ねたのは1978年1月のことです。 その頃は、名車デハ230型が大師線で最後の活躍をしている頃でした。230型の運用は朝夕だけで、それ以外は車庫 内で留置されていましたので、その撮影が「目的」でした。 当日撮影したネガには懐かしい車輛達が写っていますので、その中より数点ご紹介します。 1978年1月撮影。 ※これら構内の撮影は許可を受けて行ないました。 京急の主力電車群 京急の顔といえば何といっても1000型です。 検車区構内にはやはり1000型が多く見られましたが、その間に「お宝」の電車が散在していました。 1000型と並んだ230型 エース1000型と並んでお目当ての230型がいました。しかもちゃんとパンタグラフを上げて・・・。 当時京急では入庫前に方向幕を次の行き先に設定していたようで、「回送」ではなく、いろいろの行き先になっていまし た。 これは写真撮影に好都合です。 230型は京浜川崎まで本線を回送するので「回送」の板を提げています。 デハ230型! この大きな窓がデハ230型の魅力です。 窓を全開にして本線を快走したら、さぞ気分爽快なことでしょう。 当時既に空港線から引退して、運行は大師線だけでした。 赤豹1000 東海道線の電車と競って爆走する1000系の精悍な姿はまるで赤い豹(ひょう)。 私鉄通勤型電車の傑作の一つと僕は考えます。 まだ冷房改造前で、連結器が密着自連の姿です。 デハ400型も現役 戦時中の1943年〜44年に製造された京浜初の18m3扉車です。 その後片運転台化改造や不燃化車体更新を受けてご覧の姿となりました。 230型には及ばないものの、窓が大きな明るい電車です。 電動貨車の面構え 異色の車輛を正面から見ると、やはり風変わりです。 電動貨車デト30型の製造初年は1949年。改装名義で4輛が製造され地道な活躍をしてきました。 その後の改造でデハ230型で剰余発生した主電動機に載せ換えるなど手が入っています。 前灯や尾灯が「京急」していますね。 |
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