このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください




京阪 京津線 1977年夏

京阪電鐵 京津線 1977年之情景
Keihan Keishin-linie 1977

1977年7月、高校3年生の修学旅行で、僕は京都を訪ねる機会を得ました。
高校生の修学旅行で京都へ行くというのも珍しいですが、旅行というより、各人何かテーマを定めて見学し、後でレポー
トを提出するという「研修旅行」でした。
学友は一様に神社仏閣を回っていたようですが、僕は「関西なら私鉄!」ということで、京都のみならず大阪まで足を伸
ばし、正に私鉄三昧で3日間を過ごしました。書籍でしか知らなかった
関西私鉄を実際に目の当たりにし、そのスケールの大きさに圧倒されました。

京都では前から気になっていた京阪電鉄京津線を訪ねました。
まだ市電の残っていた三条の市街を併用軌道で抜けると急に山間路線となり、小柄の電車が急勾配、急曲線に挑む
情景には例えようのない魅力を感じたものです。
ここでは当日撮影したネガの中から数点ご紹介いたします。

撮影:1977年7月
機材:Nikomat FTN、135mmF2.8

京阪三条へ進入する80型
 


併用軌道から急曲線で三条の構内へ入る80型です。
ヨーロピアンスタイルのこの電車、世間で誉れ高い「名車中の名車」です。 
 
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京都市電と顔合わせ
 


東山三条の電停では京都市電と平面交差をしていました。
市電との顔合わせが撮りたくて、蒸し暑い電停で長らく立っていたことを想い出します。 
 
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東山三条の情景
 


このような情景をもっと撮っておけばよかったです。反省・・・。 
 
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山を背に
 


望遠レンズで覗くと背後に山並みが迫っていました。
この電車が越えてきた山です。 
 
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66.7‰を駆け上る80型
 


蹴上〜九条山間の急勾配はこの路線のハイライト。
非冷房の電車は窓を全開にしていたので、力行するモーターの音がよく聞こえました。 
 
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三条へ向けて坂を下る
 


ジリジリと焼け付くような炎天下でした。
背後の山では蝉が合唱をしていました。
警報機が鳴り出して、急勾配を300型電車が用心深く坂を下って来ました。
 

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