このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください





亀山 夜のDF50重連
亀山站 夜晩的DF50型柴電機車重連行駛
JNR Diesel-lok DF50 Kameyama-bhf 1978

1978年8月のある夕方、関西本線亀山駅で下車した僕達3人は駅前の旅館に転り込みました。
幸い部屋は空いており、通された2階の部屋で旅装を解きました。
やがて夕食。膳に何が並んだのかは全く覚えていませんが、食後すぐに駅へくり出したことは
確かなようです。
僕達のお目当ては、ここ亀山から紀勢本線方面へ運行されていたDF50型機関車です。
待つことしばし、ホームの上の空に月が輝きだした頃、DF50が重連で姿を現しました。
この晩に見た貨物列車はいずれもDF50重連の牽引でした。
DF50の重連が、地面を揺るがすようなアイドリング音を響かせ発車を待つ情景に僕らは圧倒
されました。

機材:Nikon F2、35mmF2.8、50mmF1.4、135mmF2.8

重連貨物が到着!
ホーム上屋を月が照らしています。少し雲が出てきたようです。
僕が立つホームでは、DD51につながれた普通客車列車が発車を待っています。最後部の貫通路から車内の柔らかい光が漏れています。
やがて盛大なエンジン音を響かせてDF50重連が牽く貨物列車が到着しました。

機関区内に待機する重連
プラットホームの脇は亀山機関区。
出庫を控えたDF50重連が外灯に照らされて停車しています。
運転室の灯りが印象的でした。

こんなレアな客車を発見!
軽量客車ナハ10型の試作車トップナンバーです。(電気暖房車のため+2000番台)
出入口の扉は折り戸でなく普通の開き戸に改造されていましたが、妻板のリブはそのままでした。
ちなみに翌年、僕はここの駅でナハフ10 1を撮りました。

降りしきる雨の中、発車を待つ
いつしか雨が降り出しました。
雨に濡れたバラストが水銀灯の光を照り返しています。
周囲の空気を振動させるように重連のアイドリング音が轟いていました。




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