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しらさぎ・北陸の旅

2003(平成15)年2月21日(金)
上野〜(長岡)〜金沢
611M−601M (急行能登号)
石川啄木の歌碑

今回の旅は、上野と名古屋の間を北陸まわりで往復してこようという旅です。

22時を過ぎた上野駅ですが、まだまだ多くの人々が行き交っています。

左:石川啄木の歌碑
(上野駅にて)

寝台特急北陸号(長岡方)
「特急北陸 金沢」の方向幕

まず最初に乗車する列車は、急行「能登」号です。
能登号は、残り少なくなった座席のみの夜行急行列車で、上野と金沢を約7時間で結びます。

能登号の前に、隣りの15番線には、同じく金沢行きの寝台特急「北陸」号が入線してきました。
ブルーの車体と、方向幕の「金沢」の文字が旅情を掻き立てます。
そして、23時3分、金沢へ向けて発車していきました。

しばらくして、16番線に、ホームライナーの回送列車として、急行「能登」号が入線してきました。
作業員の方がホームライナーのヘッドマークを外すと、ブルーが鮮やかな能登号のヘッドマークが現れました。
撮影を行い、列車に乗り込むと、比較的空いている列車だとの情報を得ていたのですが、金曜日だったからでしょうか、かなりの座席が埋まっていました。
自身の隣りの席にもすでに座っている方がいらっしゃいました。

そして、23時33分、急行「能登」号も金沢へ向けて発車しました。
旅の始まりということで、ワクワク感やドキドキ感もあり、また、隣りの方に多少気を遣ったりと、「これは眠れないかも…」とかなり不安な出だしでした。

通過する京浜東北線の駅には、まだ帰宅途中の人々の姿も見られましたが、大宮駅を過ぎ、高崎線に入るとほとんど人の姿を見ることもなくなりました。

左上:寝台特急北陸号(長岡方)
右上:「特急北陸 金沢」の方向幕
左中:寝台特急北陸号(上野方)
左下:急行能登号(長岡方)
右下:「急行能登 金沢」の方向幕
(いずれも、上野駅にて)

寝台特急北陸号(上野方)

急行能登号(長岡方)
「急行能登 金沢」の方向幕
新前橋駅運転停車中
直江津駅停車中

列車は、熊谷駅、高崎駅と停車すると、この先、直江津駅までは停車しても旅客扱いは行いません。
「さて、これを機に寝よう」と目を閉じるのですが、なかなか寝付けません…。
ウトウトと仕掛けたところで、何かの拍子にフッと目が覚めると、運転停車するところだったりして、新前橋駅、水上駅、長岡駅で運転停車を行っていました。

長岡駅からは進行方向が変わるのですが、座席の向きを変える音は、わずかしか聞こえませんでした。

左:新前橋駅運転停車中
右:直江津駅停車中
(以上、車内より)

急行能登号(金沢方)
1,2番線ホームにて

直江津駅から先は、こまめに停車していきます。
もうこうなると、寝るに寝れなくなってきてしまいます。

富山駅到着の10分前にカッコウの鳴き声とともにグリーグの「朝」が流れ、おはよう放送がありました。
多くの方が下車準備を始め、車内が慌ただしくなりました。

それからも、目を瞑るも寝付けず、結局、あまり眠れた感じもないまま、金沢駅に到着しました。
列車を下り、ホームで撮影を行っていると、次の列車のために並ぶ人や、「白山そば」で腹ごしらえをする人の姿が見られました。

一旦、途中下車して、西口から外に出てみました。
だいぶ白んできた空からはちらちらと雪が降っていました。
コンコースを抜けて、東口へと向かうと、こちらは工事の真っ最中でした。

再びホームに戻り、次は、特急「しらさぎ」号に乗車するために、普通列車で富山駅へと戻るのですが、その前に「白山そば」に立ち寄り、天ぷらそばを頂きました。
早朝から大好きな立ち食いそばを食べられるのも、旅ならではです。

左上:急行能登号(金沢方)
左上:1,2番線ホームにて
(以上、金沢駅にて)
左下:金沢駅

金沢駅(西口)



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2003(平成15)年2月22日 -その1-

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