桜木町
高島町駅と同様に、1月30日をもって営業を終了する桜木町駅。
桜木町駅では、本当に多くのファンの姿を目にしました。
何気ない風景が、二度とない風景に変わる…。
しかし、闇雲でなく、心に残る風景を写真に納めたい気持ちは、皆同じです。
左：桜木町駅
右：ホームに上がったところ
開業は、1932年3月31日。
一番最後に開通した区間が、一番最初に、そして、おそらく唯一の廃止区間となってしまう。
頭端式のホームでは、ひっきりなしに列車の発着が行われていました。
その姿は、まるで廃止のときを忘れさせるがために、黙々と働きつづけているようにも思えました。
左上：桜木町駅ホーム
右上：駅名表示板
左下：駅名プレート(平仮名)
右下：駅名プレート(漢字)
新しい横浜、みなとみらい地区。
移り変わる風景。
進化しつづけるみなとみらい地区において、東横線だけは、進化を止めます。
そして、今の姿のまま永遠に記憶に残りつづけます。
駅周辺でも、多くのファンが撮影を行っていました。
その中に混じり、私も風景の中の列車の姿を写真に納めました。
廃止となる横浜〜高島町〜桜木町区間は、横浜市により、遊歩道として整備されていくようです。
鉄の道は、人の道となり、そこを走りつづけた列車と、多くの乗客の人生を、自らの足で踏みしめることができることでしょう。
またいつか、必ずこの地を訪れたいと思います。
左上：発車を待つ列車
右上：グリーンセンターの前を掛け抜ける
左下：ランドマークタワーと停車する列車
右下：日常の間(はざま)
