このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください



急行野沢号 乗車記

2004(平成16)年9月4日(土) -その1-
長岡〜桑名川
9112D (急行野沢号)
入線の様子

2004(平成16)年9月4,5日と、JR東日本新潟支社の国鉄色気動車によるリバイバル急行列車の第4弾、急行「野沢」号が運転されました。
その4日の乗車ツアーに申し込むことができましたので、長岡から長野への上り列車に乗車してきました。

急行「野沢」号は、長野と長岡の間を結んでいた気動車急行で、1963〜86(昭和38〜61)年の間運転されていました。

長岡駅では、まず入線の様子を撮影しました。
団体列車入線の放送の後、列車がその姿を現しました。
列車は、一週間前と同じように、ピカピカに輝いていました。

長岡駅5番線ホームは、それほど混雑することもなく、ゆっくりと撮影をしてから記念弁当を引き換えて、野沢号に乗り込んで発車の時間を待ちました。
窓の外からは日光が差しこみ、暑いくらいでした。
野沢号は、定刻で長岡駅を発車しました。

左上:入線の様子
左下:急行野沢号(長野方)
右下:「急行野沢 長岡−長野」のサボ
(以上、長岡駅にて)

急行野沢号(長野方)
「急行野沢 長岡−長野」のサボ
信濃川が見え始める
川沿いに広がる田園

急行「野沢」号は、長岡の市街地をゆっくりと抜け、田園の間を走ります。
越後滝谷駅を通過し、新榎トンネルを抜けると、右手に信濃川が見えてきます。
信濃川はゆっくりと蛇行しながら車窓右側を流れていきます。
そして、信濃川に魚野川が合流すると越後川口駅に到着です。

左:信濃川が見え始める
(越後滝谷〜小千谷間にて)
右:川沿いに広がる田園
(小千谷〜越後川口間にて)

魚野川を渡る
山沿いに広がる田園

越後川口駅からいよいよ飯山線へと入ります。
飯山線の十日町駅以北にこういった臨時列車が走るのは、本当に珍しいことです。
越後川口駅を発車して右へカーブするとすぐに魚野川を渡ります。
右へ左へ、山間を縫うように列車は進みます。
越後岩沢駅を通過し、トンネルを越えると十日町市に入ります。
両脇には田園が広がります。

左:魚野川を渡る
(越後川口〜内ヶ巻間にて)
右:山沿いに広がる田園
(越後岩沢〜下条間にて)

十日町駅ホームにて

急行「野沢」号は、十日町駅へと到着しました。
飯山線は今年で全通75周年を向かえ、8月23日には快速「飯山線レトロ」号が運転されました。
その十日町駅に、再び懐かしい列車が姿を現しました。

左:十日町駅ホームにて

蕎麦の畑
信濃川を渡る

十日町駅を発車するとすぐに、車窓右側に白い花を咲かせた畑が見えます。
蕎麦の畑です。
そして再び田園の中を走ります。
越後田沢駅を通過しトンネルを抜けると、信濃川を渡ります。
飯山線はほとんどの区間を信濃川(千曲川)とともに走りますが、その川を渡るのはここ一箇所だけです。
信濃川の雄大な景色を車窓左側に見ながら、時折、田園風景やトンネルといった中を走ります。

左:蕎麦の畑
(十日町〜土市間にて)
右:信濃川を渡る
(越後田沢〜越後鹿渡間にて)

JR日本積雪最高地点の標識

新潟と長野の県境を過ぎ、信濃川が千曲川と名を変えると、森宮野原駅に到着です。
この駅には、昭和20年に7m85cmという積雪を記録した際の標識が立てられています。
ちなみに、「森宮野原」とは、長野県栄村の森と新潟県津南町の宮野原を合わせた駅名です。

左:JR日本積雪最高地点の標識
(以上、森宮野原駅にて)



旅の記憶 トップページ 急行野沢号 乗車記
2004(平成16)年9月4日 -その2-

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください