このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください



特急草津/特急懐かしの特急白根

特急 草津
特急草津3号

首都圏と四万、草津、万座といった名湯の玄関口を結ぶ特急「草津」号。
上野と長野原草津口の間を約1時間30分、万座・鹿沢口の間を1時間40分で結びます。

特急「草津」号は、この区間を結ぶ列車としては二代目で、昭和60年3月までは、特急「白根」号が走っていました。

列車は途中、関東の耶馬溪といわれる吾妻渓谷の沿線を走り、風光明媚な車窓を楽しむことができます。
しかし、八ツ場ダムの建設とともに、吾妻線も将来のルート変更を余儀なくされ、この組み合わせを見ることができるのも残りわずかとなってしまいました。

左上:特急草津3号
(長野原草津口駅にて 3003M 2004/06/05)
左中:第二吾妻川橋梁を渡る
(岩島〜川原湯温泉間にて 3001M 2004/11/28)
右中:樽沢トンネルを抜ける
(川原湯温泉〜岩島間にて 3004M 2004/11/28)
左下:中之条駅付近にて
(3005M 2004/11/28)

第二吾妻川橋梁を渡る
樽沢トンネルを抜ける
中之条駅付近にて

特急 懐かしの特急白根
第二吾妻川橋梁を渡る

2004年11月最後の週末、初代吾妻特急「白根」号が約20年ぶりに復活しました。

晩秋の紅葉に包まれた川原湯温泉駅すぐ近くの第二吾妻川橋梁にゆっくりと姿を現した列車は、久しぶりにこの地を踏みしめる懐かしさを味わっているようにも見えました。

左:第二吾妻川橋梁を渡る
(2004/11/28)

特急懐かしの特急白根号(長野原草津口方)
「特急白根 長野原草津口」の方向幕

第二吾妻川橋梁での撮影を終え、すぐさま川原湯温泉駅へと移動して撮影しました。
初めて特急「白根」号のヘッドマークを実際に目にしました。
この地域に多くの温泉を作り出した白根山とその周囲にある三つの火山湖、湯釜、涸釜、水釜が描かれたヘッドマークがそこにありました。

川原湯温泉駅では、普通列車との交換のために5分ほど停車していましたが、唯一の長時間停車であったために、多くのファンが思い思いの写真を撮影されていました。

普通列車との交換を終え、長野原草津口駅へと発車していく列車を見送りました。

左上:特急懐かしの特急白根号(長野原草津口方)
右上:「特急白根 長野原草津口」の方向幕
左下:交換の普通列車とともに
右下:発車していく「懐かしの特急白根」号
(以上、川原湯温泉駅にて 2004/11/28)

交換の普通列車とともに
発車していく「懐かしの特急白根」号
特急懐かしの特急白根号(上野方)
「特急白根 上野」の方向幕

リバイバル特急「白根」号の上り列車は、文字の愛称幕を掲出しての走行となりました。
発車を待つ長野原草津口駅でも、多くのファンが列車の姿を撮影されていました。
午前中の下り列車はかなり空いていたという印象でしたが、上り列車はどうやらファンだけでなく、ちょうどよい定期列車がないためにこの列車にした一般の乗客も多く乗車されていたようでした。

ホームでの撮影を終え、「もしかして乗車できれば…」と、みどりの窓口で指定席の有無たずねると、「ありますよ」との返事が。
最後は撮る側ではなく、乗る側として、渋川駅までの約1時間を楽しみました。

左:特急懐かしの特急白根号(上野方)
右:「特急白根 上野」の方向幕
(以上、長野原草津口駅にて 2004/11/28)



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