このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください



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快速飯山線じょんのび風っこ

快速 飯山線じょんのび風っこ
田植えから間もない田園を行く
千曲川沿いの高台を行く

2005(平成17)年5月28,29日と、飯山線に"びゅうコースター「風っこ」"を使用した臨時快速「飯山線じょんのび風っこ」号が走りました。
この「飯山線じょんのび風っこ」号は、前年の5月30日にも運転され、その時は上り列車に乗車しましたので、今回は奥信濃から奥越後に掛けて、その名の通り"じょんのび(のんびり)"と走る列車をじっくりと撮影に出掛けてきました。

左:田植えから間もない田園を行く
(信濃平〜戸狩野沢温泉間にて 9155D 2005/05/28)
右:千曲川沿いの高台を行く
(戸狩野沢温泉〜上境間にて 9155D 2005/05/29)

断崖をゆっくりと進む
新緑と青空を背景に

飯山線は多くの区間が千曲川(信濃川)に沿っていますが、時折かなり狭隘なところがあります。
西大滝ダムの先、急な山の中腹にぽっかりと空いた空間を「風っこ」がゆっくりと進んでいきました。

両日とも日中の気温はそこそこ上がり、新緑の風を受けて走る「風っこ」の乗客の方々は、さぞかし気持ちが良かったことでしょう。
こちらに向かって手を降る方の姿も見えました。

左:断崖をゆっくりと進む
(西大滝〜信濃白鳥間にて 9155D 2005/05/28)
右:新緑と青空を背景に
(信濃白鳥〜平滝間にて 9155D 2005/05/29)

川の流れとともに
水田に姿を映して

栄大橋の上からは、千曲川の流れとともに弧を描く飯山線が見下ろせます。
数人のファンの方と、レールをきしませながらゆっくりと進んでいく「風っこ」を撮影しました。

飯山線は何度も利用しているのですが、撮影ポイントとなるとほとんどわからず、車でまわったり歩いたりと、自分なりに良さそうなところを探しながら撮影しました。

左:川の流れとともに
(横倉〜森宮野原間にて 9155D 2005/05/28)
右:水田に姿を映して
(津南〜越後鹿渡間にて 9155D 2005/05/29)

季節の花も色を添える
長野に向けてゆっくりと出発

上り列車の時間になり、まずは十日町駅を発車するところを…と思い、駅の近くで待っていると、ほくほく線の高架ホームには特急「はくたか」号の姿がありました。
まずは、「風っこ」がディーゼルエンジンを唸らせながらゆっくりと通り過ぎていき、それを追い掛けるようにヒューンという軽快な加速音とともに「はくたか」が通り過ぎていきました。
両列車を同じ写真に納めることはできませんでしたが、片や在来線最高速度で走る列車、片やのんびりゆっくりと走るトロッコ型列車…。
鉄道の面白さを感じさせてくれるシーンでした。

左:季節の花も色を添える
(土市〜十日町間にて 9155D 2004/05/30)
右:長野に向けてゆっくりと出発
(十日町〜土市間 9156D 2005/05/28)

羽倉トンネルから出てきたところ
雨ににじむヘッドライト

宮野原橋を渡ってすぐのところから右に延びる細い道を入ると、羽倉トンネルの出口がありました。
そこでしばらく待っていると、微かな列車の音とともに、トンネル内部の独特の匂いのする風が吹いてきて、列車が現れました。
その匂いが、1年前に乗車した時の記憶を蘇らせてくれました。

左:羽倉トンネルから出てきたところ
(足滝〜森宮野原間にて 9156D 2005/05/29)
右:雨ににじむヘッドライト
(信濃白鳥〜西大滝間にて 9156D 2005/05/29)

のどかな景色に包まれて
川と山の狭間を走る

29日は途中でとうとう雨が降ってきてしまいました。
桑名川駅での停車時間中に雨よけのシートがおろされたようです。
一番川面に接近するこの区間での雨はさぞかし残念だったことでしょう。
ただ、その雨もすぐに止み、戸狩野沢温泉駅からは再び眺めが戻っていたようでした。

今回は撮影で列車を追い掛けただけですが、それでも途中で多くの住民の方と乗客の方が手を振り合う姿を見ることができ、とてもあたたかい気持ちになりました。

左:のどかな景色に包まれて
(上桑名川〜上境間にて 9156D 2005/05/29)
右:川と山の狭間を走る
(上桑名川〜上境間にて 9156D 2005/05/28)


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