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500系のぞみ号と寝台特急富士号の旅

2007(平成19)年6月23日(土) -その3-
博多〜博多南〜博多
631A (特急)→652A (特急)
発車案内板

コンコースに下り、まずお目当ての駅弁、JRサービスネット福岡の「博多鯛ずし」を買い求めました。
その後、一旦改札を出て、自動券売機で、次に乗車する博多南線の博多南駅までの切符を買い求めました。
ちなみに、博多南線は在来線となりますが、全列車が特急として運転されるため、乗車券のほかに特急券が必要となります。
列車の時間まで、まだ少しあったので、自由通路まで下りてみました。
今までの旅を通じても、初めて博多駅の改札を出ましたが、さすがに行き交う人々が多いという印象でした。

その後、再び新幹線中央口から、改札を通り、新幹線ホームへと上がりました。
程なくして、博多着のこだま631号が到着しました。
この列車が、このまま博多南行きの列車となります。
到着したのは、初代新幹線の0系車両です。
塗色変更もされ、おそらく色々と改造はされているのでしょうが、初代ともいえる0系車両にぜひ乗車したいと思っていました。
東京オリンピックに先駆けて、日本の鉄道の顔として東海道新幹線を走り始めた0系車両は、今や短編成となり、山陽新幹線のこだま号のみの運用となってしまいましたが、今でもその車両が運用されているという事に、ご苦労さまという思いがします。

ホームでしばらく撮影を行い、列車に乗り込みました。

左上:発車案内板
左下:博多南行き特急列車(博多南方)
右下:13,14番線ホームにて
(以上、博多駅にて)

博多南行き特急列車(博多南方)
13,14番線ホームにて
博多の街並み
次第に住宅地が広がる

2割ほどの乗車率といった感じで、列車は博多駅を発車しました。
博多南線という在来線だとはいえ、高架の上を走っており、また、乗っているのは新幹線であり、何だか不思議な感じがします。
列車はゆっくりと福岡の街を進んでいきます。
車窓には、しばらくビルなどの商業地が続いていましたが、次第にマンションなどの住宅地が目立つようになってきました。
そして、更に進むと、次第に低い建物が多くなり、遠くまで見通せるようになってきました。
しばらくして、まるで車両展示会のように、東海道・山陽新幹線を走る様々な種類の車両が並ぶ、博多総合車両所が見えてきました。
そして、その博多総合車両所の一番端に作られた、博多南駅に到着しました。

列車を下り、ホームで改めて列車の姿を撮影しました。
それにしても、周辺の住民の要望に応えて、車両基地に駅を併設して、回送列車を旅客列車として有効に使うという、博多南線のユニークさを感じました。

左上:福岡の街並み
右上:次第に住宅地が広がる
左下:博多総合車両所
(博多〜博多南間にて)

博多総合車両所

駅名表示板
博多南駅

改札を出て、ペデストリアンデッキを渡り、那珂川町の町民情報ステーションなどのある博多南駅前ビルの方へと行きました。
その脇にある階段から下に下りると、ペデストリアンデッキの下には、バスターミナルが広がっていました。
初めは単なる車両基地に過ぎなかったところに駅ができたことにより、次第に町の拠点の一つになりつつあるという印象でした。

そして、その駅ビルと車両基地の間では、九州新幹線の工事の真っ最中でした。
少し小雨がぱらついていましたが、車両基地沿いに伸びる道路を少し歩いてみることにしました。
重機が作業していたり、トラックが出入していたり、また、泥で茶色くなった衣服をまとった作業をしている方々がいらっしゃり、どうもご苦労さまですという思いでした。
しばらく歩くと、ある程度橋脚が完成しているところがありました。
どんどんどんどん、九州新幹線の全通が近づいているんだなということを感じ、歩いてきた道を引き返すことにしました。

博多南駅に戻ると、今度は多くの方々が改札が開くのを待っていました。

左上:駅名表示板
右上:博多南駅
左,右:九州新幹線の工事が進む

九州新幹線の工事が進む1
九州新幹線の工事が進む2
博多着特急列車(博多方)

改札が開き、ホームで列車の到着を待っていると、100系車両が到着しました。
この100系車両も、つい最近の2003年に、東海道新幹線の運用から外れ、山陽新幹線でのみ運用されています。
少し撮影を行い、列車に乗り込みました。

乗り込んだ時は、4割程度しか埋まっていなかったので、早速、博多駅で購入した「博多鯛ずし」を頂くことにしました。
桜鯛のピンク色も鮮やかな押し寿司は、甘酢で〆られた身と御飯が、とても美味しかったです。

駅弁を美味しく頂いている間にも、続々と多くの方が乗車し、車内はほぼ満席となり、博多南駅を発車しました。
なるほど、日中は博多行きのほうが多くの需要があり、多くの住民の足として利用されているということを感じました。
行きと逆の景色を見ながら、10分ほどで博多駅に到着しました。
改めて、列車の姿を撮影し、いつか、山陽新幹線を「こだま」号として走る列車に乗る機会があればいいなという思いでした。

次に乗車する列車まで30分弱、駅舎の写真を撮影しようと、改札を出て、駅の外に出ました。
荷物の入ったカバンを持ちながら、博多駅を撮影できるところに行き、駅舎を撮影してから、再び駅に戻りました。

左上:博多着特急列車(博多方)
(博多駅にて)
左下:博多駅(博多口)

博多駅(博多口)



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