このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください



Expression on Ice


 実をいえば、2日目の席が2列目だったのは、苦い経験のおかげです。というのも、チケットは2日分とも、インターネットで予約していて、カード支払い、チケットは当日会場受け渡しにしていました。1日目にチケットを受け取った時、翌日のチケットも受け取れないかと思い、明日のチケット云々とわけわからない単語を連ねて、OK ! と言われて、もらったチケットが2列目のチケット。間違って、新しく購入してしまっていたのです。そのことに、全然気づかず、予約したものを受け取ったつもりだったので、ホテルに帰って、ゆっくりチケットを見て気付いた次第。落ち着いてお買い物はしなくてはいけませんね。
 2日目は、ホテルも高くついたし、クラクラすることが続いたので、これ以上お金を使うわけにもいかないなと、歩いて会場まで行きました。普通に行ったら、もうちょっと早く着いたのでしょうが、プラプラ寄り道しつつ、30分余りかかりました。アメリカは、ただでさえ歩く人が少ないので、歩いていたら、車から、けっこう覗かれていて、やっぱり、ちょっと目立っていたようです。少し冷えていたけれど、お天気も良く、紅葉もとても綺麗でした。四つ葉のクローバーを見つけて、ちょっとラッキー ! ? と気持ち思ったり。

 


プラプラしてる途中見つけた、大きなキノコ。 参考:ローリー(小)


 チケット売り場で、一方のチケットをリファンドできないか聞いてみたけれど、出来ないとのこと。ショック・・・というわけで、ショーが始まるまで、2時間以上ありましたが、ずっと、アリーナ前の、ベンチで放心していました。というのも、疲れていたし、お買物もできないし、もしかしたら、誰かチケット求めてる一人の人がいないかなぁと、思ってのこと。アリーナ前には、追っかけ?みたいなパンフを持って、カメラを持ってる女の子たちや、中国系の怪しい夫婦だとかいました。スケーターが来るのかなと思ってみていたら、女の子たちが反応したので、?と思ったら、ロシアアクロバットペアの小さい方の男性でした。オフアイスで見たら、可愛い男の子でした。他にも、フォンタナとかピーターとかちらちらと。あと、司会をしていた、大荷物を持った Paul Martini さん。きっと、あの大荷物は、タキシードだったのでしょう。結局、チケットはさばくことは出来ませんでしたが(やっぱり、一枚ではね)、ずっと、人間観察をしていて面白かったです。どういう関係かわかりませんが、このカジノ、中国系の人がたくさんいらっしゃいました。ツアーバスもたくさん駐車場で見かけましたから、団体で来たりもするのでしょうか。

 2日目の隣の席は、ツアーで来られたらしいおばあちゃんたちでした。逆側の隣には、関係者らしい方が来られていたので、私が買った席は、ツアーで残った席だったのでしょう。結局、現地で直接買った方が、手数料も取られず、さらに裏側だったけれど、真中の良い席でした。ショーのチケットは、現地で買う方がいいのかもしれないと思いました。
 で、その隣のおばあちゃんは、どこにも売っていなかったショーのポスターを持っていて、どうやって手に入れたのかと聞いてみたら、どうもツアーのおまけだったらしいです(おそらく)。おばあちゃんは、ポスターのクリスティを指差して、「 She is Cute !! 」と、クリスティのファンらしい様子。私が、「 I like him. 」と言ったらば、ふんふんという感じで、カーチャがジャンプをミスして、残念。。。と言っていました。アレクセイは、あまり好みじゃなかったのね(笑)。 でもって、おばあちゃんが持っていたポスターは、半ば握りしめられていて、アリョーシャの顔が歪んでいました。今思い出しても、没収してやりたかったです(>_<)。さらに、ツアーでレセプションとかがあったのでしょうか?クリスティとジョン・ジマーマンのサインをパンフに貰っていて、見せてくれました。といっても、ジョンのことは、誰だかわかってなかったらしく、ショーで、ジョンが挨拶をした途端、この人よ!とばかりに、教えてくれました。かっこ良かったから、サインをもらっただけだったのかしら(笑)。そういえば、このときは、イナさんのことがよくわかっていなくて、フォンタナがいるから、ジョンも来たのかな?くらいに思っていましたが、後日、新聞でイナさんの記事をみて、びっくりしました。英語の記事を見たきりなので、今に至っても、何が起こったのかわかっていませんが。

 ショーの形式は、スケートを履いた Paul さんが、ライトアップされた状況で、スケーターを紹介してから、スケーターが滑るというもの。なので、Paulさんが、紹介だかなんだか話している間、次のスケーターは、暗いところで、アップをしていたりしました。何を話しているか、さっぱりわからない私は、暗闇のスケーターばかり見ていましたが、みんないろんなアップの仕方があるのだなぁと面白かったです。アリョーシャは、よくやるクルクルクル回りをしたり、軽くシングルジャンプを飛んだりしていました。と、2日目のオープニングの時だったでしょうか、暗闇にいるとき、なんだか調子が悪い?と思ったことがありました。何だったか忘れましたが、多分、下を向いて立っていただけ、とかそんなことだったのだと思います。 Overcome の時、3Aがダブルになってしまったので、余計そう思っただけかもしれません。とはいえ、Played a Live を見た限り、2日目の方が良かったように思いました。投げキッスが多かったとか、はじけてたとか、そういう問題ですけど(笑)。

 ショーの趣旨は、障害者の方のチャリティ(?)で、Special Olympian として、ダウン症と思われる女の子と男の子が、一人ずつ滑っていました。製氷中も、そういう Olympic があるのでしょうか、競技をしている映像が流れていました。少々、「アメリカ」には、辟易していたのですが、いろいろあって、今、アリョーシャが生活しているのはアメリカなのだから、アメリカの国歌のもとで、ショーをやるだろうし、チャリティもするし、 NY オリンピック誘致にも参加するのだろうなと、幾分、肯定的にもなりました。でも、北米で活躍するのもいいけれど、ロシアで、もっと錦を飾って欲しいのが、本音です。

 そういうわけで、趣旨はともかく「 Alexei Yagudin Presents 」なのに、全然、主役!っぽくなかったので、「 Alexei Yagudin Presents 」を期待して行った私には、幾分、不満は残ったショーでした。もちろん、 Played a Live を2回見れたのは、嬉しかったのですけれど。。。 


in Uncasville

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