　カイザーブルグも９時半開館なので、結局、外からうろうろ見るだけ。城壁の辺りをプラプラさまよったり、迷子になったりしているうちにどうにかマルクトに戻る。クリスマスマーケットには、クリスマスの飾りやニュルンベルグ名物菓子レープクーヘン、おもちゃなどの露店がたくさんあった。綺麗だけど、買うにはデリケートそうだし、それなりの金額なので、これは見てるだけだなぁ・・とぷらぷら。フラウエン教会の中にも入れるようになっていたので、中に入って見学。確か、日本語の説明の紙もあって、戦時中に被害にあったらしく、その時の写真などが展示してあった。ドイツも複雑な国なのだなぁと実感する。１２時にはフラウエン教会の仕掛時計が動くので、その時間まで、しばらくポストカードを書きつつコーヒータイム。わざわざ待って見た仕掛時計だが、ま、こんなものかな(笑)。

　疲れたので、ホテルに戻ってひと休み。ポストカードを書いたり、かえるまんじゅうでおやつタイム。と、しているうちに、急に行かなくてもいいかと思っていたカイザーブルグに行くことにする。バタバタして切符売り場に着いたら、最後くらいのガイドツアーだった。そういえば、ドイツの観光場所はガイドツアーのところが多かった。もちろん、ドイツ語オンリーなので、私はみんなの後ろをとことこついてまわっただけだが(^^ゞ。中は、シンプルな広間に絵画がかけてあったり、古い礼拝堂や井戸があったり。ちょうど、夕暮れ頃で、お城の窓から綺麗な夕暮れが見れた。
　３０分余りのツアーの後、マルクトへ行き、スタンドのソーセージを食べることにする。本当は有名らしいニュルンベルグソーセージをレストランで食べようかと思っていたが、食欲もさほどないし、疲れもあるのでソーセージをパンではさんだ「ヴルストブレートヒェン」で済ませるのだ。マルクトの中には4.5軒のヴルスト屋さんがあったが、焼いているすぐ前で注文できるお店でチャレンジ。何故かというと、私の語彙は限られるから・・。というわけで、欲しいものを指差して、「アイン、ビッテ（一つください）」もちろん、最後には指を一本立てている。こうして手に入れた「ヴルストブレートヒェン」は、中はニュルンベルグソーセージらしく、片手で持てるくらいの小さなパンに7.8センチくらいのソーセージが４本入っていた。味は割とシンプルで、ハーブか何か入っていてなかなかおいしかった。他の人の真似をして、マスタードとケチャップをちょっとかけてみたが、マスタードはちょっと大目の方がおいしかったかもしれない。お腹に物も入ったので、次は「グリューワイン」。これは、クリスマスマーケット名物の香辛料を入れて暖めた赤ワインだ。このワインを入れてくれるマグカップは「２０００　ＮＵＥＲＮＢＥＲＧ」とか入っていて、お土産にもＢＥＳＴ。こわごわ飲んでみたが、そうまずいものでもなかった。もっと寒ければ、この温かさとアルコール分はもっと嬉しいのだろうけれど。

　夜のクリスマスマーケットを再度さまよって、帰途に着く。途中、カメラやさんのまえでワゴンセールになっていたＣＤを購入。クラシックだけど、たった５DMだったんだもの。帰国して聴いてみたら、６０分余り収録されてあり、私の耳には何の問題もなくて満足。買い物にも満足して、ホテルに帰ろうとしたら、適当にプラプラ歩きすぎて、３度も同じ所に迷い込む羽目に。ふう・・・ようやくホテルに帰りつくが、ほとほと疲れ果てる。よく、ヨーロッパは石畳で足が疲れると言うが、私の場合、適当に歩いては迷子になって疲れる。今回持参してみた万歩計を見てみたら、25,000歩余り。・・・これを聞いたら、誰も私と二人で、旅行になど行ってくれないだろう。