このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

「中国・北京の旅」

はじめに

夏休み前のことだ。
「いっしょに中国に行かないか?」この友人の一言が今回の『中国・北京の旅』の始まりだった。
しばらく僕は考えた。
お金の面は3泊4日にしてはかなりの格安だったから問題はなかった。
僕の中でひかっかっていたのは異国の地(中国)への不安だけだった。

旅は(特に長旅は)人生の中で大学時代しかできないと思う。
中高生の頃はまだ判断力、危機管理能力などに乏しいし、親に必要以上に心配をかけてしまう。
社会人の場合はお金はあるが時間がないという。
その中間に位置する大学時代に、僕は色んな経験をできるだけの時間が十分にあり、お金もある程度バイトすれば作れると思う。

最近の僕は、色々あって以前よりもっと、いろんな映画観て、本読んで、いろんなところに行って、
いろんなもの見て、いろんな音楽聞いて、いろんな人といろんな話して、
たくさんのことを感じて、たくさんのことを知りたい…
そんなふうに思うようになった。

いい機会だ。
まぁ、そんなわけで色々考えた末に「中国に行ってみよう」決断した。

今回は普段の一人旅とは性格の違う旅であるので、普段の旅ではかかさずとるメモを全くとらなかった。
そのためこの旅行記は、その殆どを本人の記憶に頼っている。
メモがあれば忘れていたことを思い出すことがあるが、今回はそれがない。
些細なことは忘れてしまっているだろうから、大雑把な旅行記になるかもしれないし、逆に要点だけが書かれた鋭い旅行記になるかもしれない。
これは、今から実際に書いてみないと僕にもわからない。
だが少なくとも、いつもと違ったスタイルの旅ができたことは良い経験だったと思う。

(2003.8.23初稿)



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