このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

西四国・下灘駅へ夜行列車の旅

はじめに

この夏、最後の旅だ。行き先は下灘駅。
どうしてもこの夏の最後の旅はこの駅を訪ねることで終わらせたかった。
多くの人が下灘駅のことを知らないと思うので(鉄道好きなんかの人たちの中ではわりと有名な駅である)、
少し下灘駅の説明を簡単にしたいと思う。

下灘駅は、四国の愛媛県を走っているJR予讃線の松山駅から鈍行列車に揺られて約40分のところにある駅である。
はっきり言って下灘駅は普通の人なら下車しない駅だろう。
無人駅だし、待合室はきれいとは決して言えないし、上り列車は1日12本、下り列車は1日11本しか停まらない不便な駅である。
そして、駅の周りにもほとんど何もない。そんな駅である。

でも、僕は以前から夏に下灘駅を訪ねてみたいとずっと思っていた。
なぜなら、下灘駅のホームの目の前には穏やかな瀬戸内海が広がっており、『日本で一番海に近い駅』って言われたりしているから。
海と青空に挟まれたこの駅で過ごす時間は、日常の悩みや不安なんかを忘れさせてくれるんじゃないかと思った。

それともう1つ、下灘駅に行きたいと思ったきっかけ。
それはこの駅は青春18切符のポスターに最多(たぶん)の3回も起用されている駅だったからである。
青春18切符の販売時期になると、駅構内なんかに青春18切符の宣伝のポスターが貼られるのであるが、
このポスターのデザインと言葉は旅をしたくなる気分にさせるものばかり。
僕も青春18切符ポスターにかきたてられて旅に出たこともある。
下灘駅は1999年〜2001年の冬のポスターに採用されているのである。
その時のポスターをアップしたんで見て下さい。

1999年冬 「駅に着いた駅から列車から、高校生の私が降りてきた。」

2000年冬 「思わず降りてしまう、という経験をしたことがありますか。」

2001年冬 「前略、僕は日本のどこかにいます。」


どうですか?すごい景色の素敵な駅だと思いませんか?
今回、実際行ってきました。その時の様子は旅行記に書きます。

そして、高校の同級生のW君との間では、以前から二人でどこかいっしょに行けたらいいなぁって言っていたので、
今回の旅をいっしょに行くことになった。さいわい夜行列車の指定席券もとれたので。

(2003.8.25初稿)




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