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神戸便り(9月29日号)
「冬がはじまるよ」
風が強く冷たくなり、昨日の夜は冬のような寒さでした。
秋がやってきたかと思うと、もうすぐにでも冬がやってきそうな、
そんな神戸の空の下で元気に暮らしているアルベールです。
みなさん、お元気ですか?
今年の夏休みはどうでしたか?
約2ヶ月の夏休みも残りわずかです。
本当にあっという間、というのが実感です。
毎年、夏休みの終わりは心穏やかではない。
成長してないなぁ。
しかし、今年の夏休みを思い出せばいろんなコトがあった。
どれも遠い昔の事のように思えるんですがね…。
少し振り返ってみれば、8月下旬・9月は各地を旅行していました。
一人旅でいったローカル線の旅では財布を無くすというヘマをしてしまい、多くの人に心配をかけてしまいました。
しかし、見たこともないほどきれいな田園風景、切なすぎる真っ赤に染まった夕焼け、
風を体中で感じられたSLなどなど、思い出に残るところが多かったのもまた事実。
そして、いろんな人の温かさを感じ、改めて僕はいろんな人に支えられながら生きているんだと感じました。
人はほんのちょっと優しさで救われるんですね。
そして、心って不思議ですよね。
ほんの小さなことで、うれしくなったり、ドキドキしたりするんですから。
でも、ほんの小さいことで、落ち込んだり、不安になったりもします…僕はなにを言ってんでしょうね。
ま、今から思えば、ほんとにあの時「旅を続けてよかったなぁ」って思います!
また、中国の旅も自分にとってすべてが新鮮であり充実した時間が過ごせました。
やはり万里の長城・天安門広場がすごく印象に残りました。
旅行中は常にかなり神経をとがらせていたため、幸いにも危険な目にはほとんど遭わなかった。
ただ、常にスキを窺われているような視線を感じました。
日本人を狙っていると思われる怪しげな人に声をかけられたこと、数回。
人前(特に観光地)ではガイドブック(地○の歩き方)を極力出さないようにしていた。
そういう視点で見ていると、ガイドブックがそれでなくとも目立つ日本人の「名札」であるかのように見えてきた。
ともかく、海外で日本人はやたら目立ちます。これだけは確か。
他にも、西四国を周ったり、ゼミの合宿、部活の合宿にいったり、六甲山を一人縦断したり、などなど。
旅行話はいくらでも続きそうなのでこのへんでやめます。
夏休みを振り返って思うことは、時がたつのはやはり、はやい。
夏休み前の僕は、いろいろあり精神的に疲れていました。
大学のテストどころなんかではありませんでした。
(あっ、別に単位を落とした言い訳じゃないですよ…)
自分を嫌いになり、過去を嘆き、未来を見失い、
そして生きようとする力が消えてしまいそうになってた。
自問自答の繰り返し…。
そんな時にこのサイトを作り自分を不器用にですが表現してみたりしました。
なぜかというと不思議なことに悩んでるときや考えことしてるときなんかに、
いろいろと書き出してみると、案外すっきりすることもあるんですよ。ほんとに。
う〜ん、少し話が暗くなっっちゃいましたね。
しかしあれから、立ち直り、助走し、スピードに乗ってきている自分が今いる。
これを素直に誉めてやろう。確実に今までとは違う自分がいる。
別に悩んでいたことや迷いがすべて解決したわけではない、
ただ普段は考え込まないことにしただけ。
考えても落ち込むだけだから。
徐々に前向きに。
積極的であることは、自分を好きにする。
自分に起こった出来事はすべて必要なことだった。
今ここにいる自分はすべての過去が創りあげたものだから。
だから、これからは僕はあらゆる出来事を肯定的に受け入れる努力をしようと思う。
失敗したら、また挑戦すればいいのだから。転んだら、また立ち上がればいいのだから。
これは難しいことではあると思うけれども、きっと『新しい自分』に出会えるんじゃないかとも思います。
無駄な経験など、何一つない。
9月が終わる。
今年もあと3ヶ月ちょっと。
がんがんに頑張っても3ヶ月。ちょろちょろ頑張っても3ヶ月。
今、改めて思うことは、「やはり人間は、将来のことは分からない」ということです。
神でもない、普通の人間には先のことが分かりません。
ですから、自分の将来のことを考えたとき、人は少なからず不安になります。
だけど、自分の将来が予めわかってしまったら(結果を知ってしまったら)、人は目標に向かって努力しなくなります。
自分の思い通りになる楽しいことが少なく、思うようにならない苦しいことの方が多いのが世の常とはいえ、
先のことが分からないからこそ、人は「今を頑張ろう」と考えるのだろうと思います。
今まで不安や恐怖に向いていた意識の方向を、行動の方に向け変えていくこと。
未来を思い煩うことなく、今やるべきことだけに集中すること。
あまり遠くを見すぎずに足元をしっかり固めること。
そして、どんなにつらい時も、どんなに哀しい時も、必ず過ぎてゆくことを覚えておこうと思います。
当たり前のことかも知れないですが、以上の決意を胸に、頑張ってみたいと思います。
どこにたどり着くかは分からないけど、今、目の前のこの道を一歩ずつ歩いていこう…。
なにか変に長い便りなってしまいました。
どうでもいいようなことが延々と続くこの便りをここまで読んで下さった皆様には、心から感謝いたします。
ありがとうございました。
ひとまず、こんなところです。
そろそろ秋も深まり、寒い冬がやってきます。
冬本番に備えないといけませんね。
みなさんも風邪には気をつけて下さい。
では、また。
アルベール
今日ずっと抱え続けた
泣きそうなときのあの胸の微熱が
僕の体温になって
いつかだれかのことを
暖める術になる
もうすぐ昨日の痛みになる
槇原敬之
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