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北海道・東北(秋田・青森)一人旅

6日目:3月21日(金)

バスが網走駅前で停まった時に、目が覚めた。よく寝れたみたいだ。網走駅前で数人の人が降りてた。
僕は、もう少しバスで5分くらいいったところの網走バスターミナルで降りる予定になっていたので降りる準備を急いでした。
6:00、網走バスターミナル到着。バスを降りた瞬間、感じたこと…「さむっ!」。
ほんと札幌や函館とは比較にならんぐらい寒かった。しかも、早朝の網走は雪が降ってたから。
で、僕は網走バスターミナルに降りたあとのことを考えてなかった。バスを降りた乗客はみんなどこか消えていった。
僕は、寒いし、吹雪なんで網走駅に非難することにした。網走駅前でバス降りてたらよかった…。
さっきバスで通った道を吹雪の中、一人で20分ぐらい歩いた。かなり長い道のりに感じた。
網走駅が見えた時、「救われた」って思った。
まず、大きな荷物を整理してコインロッカーに入れた。
そして、トイレに行って寒さ対策のために持ってきたパッチをこの旅初めて履いた。visual的にはダサいけどあったかいぜ!
駅の隣のローソンで朝飯を買って駅の待合室で食べた。この待合室でもテレビのチャンネルはNHKだった。
ずっとイラク戦争の話題…。悲しくなる。しばらくて天気予報があったので網走の気温を確認した。
なんと僕がバスを降りた時の気温は−7、9℃やった。そりゃ寒いわ…。今日一日網走はマイナスの気温みたいだ。

しばらくして、駅の隣にある観光案内所が開いたみたいだったのでバスの時刻表と網走市内の案内図を頂いた。
そこの職員の人が、すごく親切に色々教えて下さった。駅の待合室に戻り、今日の網走観光の予定を考えた。

①9:30〜10:30 流氷観光砕氷船おーろら号(予約済み)
②天都山流氷館
③博物館網走監獄
④13:57〜15:17 流氷ノロッコ3号(網走駅〜知床斜里駅)

大体おおまかな予定をたてた。
そして、さっきローソンに行った時にレジの側で網走監獄博物館の割引券が売ってたの思い出したので買いに行った。

8:55、網走駅前から砕氷船ターミナルまでバスで移動。このバスに乗ってた乗客はみんなおーろら号に乗る人たちだった。
僕は、この旅で特に網走の流氷おーろら号を楽しみにしていたので結構ドキドキしてきた。
砕氷船ターミナルに着くと、すごい人だった、大型バスのツアー客でいっぱい…。仕方ないけどこんな人がいるとは思わんかった。
クーポン券を乗船券に引き換えるために受付に行った。
すると、「流氷が厚過ぎるために、60分の予定が30分のクルーズになりました。」って言われてお金が半額(1500円)返ってきた。
少し残念だけど、お金が予想よりはやくなくなりかけていたので少し嬉しくもあった。
そして、おーろらに乗船。すでに多くのツアー客の団体が流氷の見るのに絶好の場所に陣とっていた。
僕も、なんとか自分の場所を確保して写真をとりまくった。9:30、おーろら号が出航!流氷を砕きながら船が進む。
なんかすごいたくさん鳥が氷にのったりしてた。いい感じ。もう僕は場所を移動しまくって、プロカメラマンのようにこだわって色々写真を撮った。
もちろん、自分も映った写真もいるので、流氷を見てるおじさんに3枚ほど写真を撮ってもらった。

                         
           流氷(2003年3月21日)                                 流氷おーろら号(2003年3月21日)

この網走の流氷って中国とロシアの国境を流れるアムール川からオホーツク海にそそぐ淡水が氷結し、網走に南下してくるのである。
だから、この流氷って舐めたら、しょっぱくないんやって。それにしても、期待通りよかった。
網走まで来てよかったと思った。また来ます、今度はもっと寒い時に。

30分はあっという間だった。バスまで時間があったから土産も見て過ごした。でも、何も買わず。
10:45、バスで天都山流氷館へ。11:07、流氷館到着。入場料(520円)だった。そこそこ、観光客がいた。
ここでは、流氷を展示していたり、網走に流氷がやってくるまでに至る過程などを映像で上映したりしてた。
流氷が展示されている寒い部屋に入って、実際手で流氷を触れた。この部屋に入る前に、濡れタオルを渡されてこの部屋の中で、
そのタオルをぐるぐる回してるとがちがちにタオルが凍った…すげぇ!
マルチビジョンで流氷のことを勉強した。流氷が網走にやってくるシーンはすごく神秘的やった。生で見てみたいものだ。
そして、この流氷館の屋上から網走の街が一望できた。

                        
       流氷館屋上から見た網走(2003年3月21日)                   流氷が展示されてる部屋(2003年3月21日)

ここであんまり時間を使うことが出来ないので、すぐに見て回った。まぁ、ここはたくさん時間をとるほどのものでもない。
11:47、バスに乗って網走監獄博物館へ。11:51、到着。
網走監獄博物館も行きたかった所の1つである。なんせ僕は一応法学部なんで!えっ…あほう学部やって…。
まぁまぁ、そりゃ学校の授業はまじめに受けてないですよ。でも、一応法学部なんでこの網走監獄博物館に1度は行ってみたかった。
観光客はあんまりおらんかった。僕はゆっくり見て回ってると、おじさんに「どこからきてん?」って声かけられた。
「神戸から来ました。」って言うと、「遠くから来たなぁ」って言われた。その後いろいろ話して、このおじさんといっしょに見て回ることにした。
このおじさん、網走監獄のことをかなり詳しく説明してくれた。ただ者ではないおじさんだった。
僕が質問すれば、ちゃんときっちり説明してくれた。すごく世話になった。ありがとうです。

                         
            正門(2003年3月21日)                                  監獄(2003年3月21日)

網走監獄博物館はすごくよかった。時間の都合で1時間20分ぐらいしか見物できなかったけどもっと時間をかけて回りたかった。
すごくいい博物館だったので、絶対また来たいと思った。行ったことない人にはぜひ1度行ってみてもらいたい。おすすめです。
一人だと怖くなるかもしれないけどね…。

13:21、網走駅行きのバスに乗った。乗客は僕一人だけ。13:30、網走駅到着。
ノロッコ3号に乗るまで時間があったので、ローソンに行って網走監獄ポテトチップスを記念に買った。
駅に戻ると、すごい人だった。ツアー客…もうやめてほしい。みんなトロッコ3号に乗るみたい…。
添乗員のかわいい女の人が必死でツアー客にこの後の説明をして、トロッコ3号の乗車券を渡してた。
添乗員も大変な仕事だと思った。でも、1回はやってみたいけど…。
駅でおじさんがてっぽう汁を売ってた。すごくおいしそうだったけど、買わず…。


さよなら、網走駅!(2003年3月21日)

13:57、流氷ノロッコ3号に乗車。この流氷ノロッコは冬の期間(2月1日〜3月23日)に知床斜里駅〜網走駅区間を走っている電車である。
この電車は毎日2往復している。なんと、車内にダルマストーブがあった。車掌がストーブに石炭を入れに何度か来た。
そして、そのストーブでお客さんがスルメを焼いて食べてた。
オホーツク海の流氷を見渡しながら、のんびりとできた。
僕は、前もって神戸で指定席券を購入していたので、指定席車両に乗ったけどこの車両には僕含めて7人しかおらんかった…。
自由席の車両に行くとツアー客でいっぱいだった。だから指定席券を買っていて損ではなかった。
途中の北浜駅でたくさんの人がホームで待っていた。乗るのかなぁって思ったら、電車の写真をみんな一斉に撮り始めた。
写真を撮るだけで乗車せんかった。ここで、網走駅から乗ってた多くのツアー客が降りた。
静かになった車内を満喫しながら、15:17知床斜里駅到着。


流氷ノロッコ号のダルマストーブ(2003年3月21日)

次は17:30の釧路行きの電車を待たなければいけない。大体2時間半の待ち時間だ。
取り敢えず、駅周辺を散策。なんにもない。コンビニを見つけたので、遅い昼食を買った。
駅に戻ると、駅前にバスが停まってた。知床自然センター行きのバスだった。
僕は旅程を考えているとき、知床自然センターに行こうか悩んだけど結局時間がないのでやめた…。
知床って、冬場はバスが通ってなくて知床五湖とかに行けないのが残念だ。夏場は知床観光船などがあり、知床の大自然を堪能できるみたいだ。
写真とかで見るたびに行きたくなる。次は夏に知床に行きたい!

駅の待合室で一人メールをしながら時間を潰した。こういう時の携帯ってすごい便利だ。
すると、続々と中学生ぐらいの男の子・女の子が待合室に入ってきた…。全部で50人ぐらいいた。
「なんかあるんかいな?」すごく不気味だった。
釧路行きの電車が入線したので、改札に行こうとするとその団体も改札を通って電車に乗った。
電車がすごい混んだ…。僕の大きなリュックがすごい邪魔だ。
まぁ、その団体が途中の駅で下車してからは空いて席に座れた。もう後は釧路まで寝た。ほんとよく寝た。
20:06、釧路駅到着。駅前のビジネスホテルにチェックインして、荷物を置いて、釧路の街を散歩した。
まじ、人がおらんかった。釧路って30万都市じゃなかったけ?!
フィッシャーマンズワーフで明日の釧路〜札幌間の夜行バスのクーポン券を乗車券と引き換えた。
コンビニに寄って夜食を買い、ホテルに戻った。明日は釧路を定期観光バスで1日観光することになっている。
もう、眠たかったので1時頃に就寝。おやすみ…。


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