このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

松本一人旅〜白線流しのロケ地へ〜


1日目:3月5日(水)

この松本一人旅に行く前にもう1度「白線流し」をレンタルして見直した。そして、背景などを脳裏に焼き付けた。準備は整った…いやいや、まだ整ってないわ!
とりあえず、本やインターネットで松本の街の情報と「白線流し」のロケ地の情報を収集した。
今の時代、インターネットがあれば手に入れたい情報はほとんど手に入る。便利な時代だ。松本市の地図を手に入れ、ロケ地だった場所のチェックをした。
今回、都合により1泊2日という短い期間なので、すべてのロケ地を周れる時間がないので自分がとても行きたいと思っている所に絞った。
やっぱメインは薄側で白線を流した場所!これは絶対いかなきゃならん。
そして、青春18切符を使っていくので大体の電車の時刻を決めて、駅前のホテルを予約した。1泊分の下着などをバックパックに入れ、デジカメの充電をきっちりした。あっ!それと「白線流し」と言えばスピッツ。なので、当日はスピッツの曲の入ったMDだけを持っていくことにした。
これでほんまに準備は整った!
出発日の予想天気は晴れ!当日、天気予報通りになることを願って出発の時を待った…。

3月5日(水)、出発日。快晴!言うことなし。早朝4時に起床…眠い。寝たのが2時ぐらいやったから約2時間しか寝てないことになる。
朝食を食べる気にならんけど、何かお腹にいれておいた方がいいので、パンを1枚焼き牛乳で流しこんだ。5時に家を出発。
最寄駅から始発の電車に乗った。やっぱ空いてる。早めに三ノ宮に到着したので、コンビニに立ち寄った。けど、何も買わず。
6:05、新品の青春18切符で三ノ宮出発!平日だったけど、普通に座れた。JRを普段使用しないので、ひさしぶりのJR。
JRの窓から見える風景、ひさしぶりだ。ずっと見てた。もちろん、スピッツを聴きながら。
8:23、米原到着。ここで改札に下車印をもらいにいった。だから、乗り継ぎの電車を1本見送った。
8:55、米原出発。また席に座れた。9:42、岐阜で乗り換え。9:45、名古屋に向け出発。混んでた…。側に外国人がいた。
10:03、名古屋到着。改札に下車印をもらいに行き、売店でお茶とおにぎり3つ買った。

ここから、中央本線で松本に向かっていく予定。名古屋〜中津川までセントラルライナー3号という電車に乗ることにしていたのだが、この電車に乗車するには青春18切符の他に乗車整理券(310円)が必要らしいので買った。ホームに乗車整理券の販売機があった。一応指定席になっていた。取り敢えず自分の指定されている列に行き、窓側に座った。先ほど買った昼飯を食べて、車窓を眺めた…。時間がゆっくり進んでる感じでよかった。最近ついつい何気なく過ぎてしまう毎日だったのでこういうふうにのんびりできるのが幸せだ!
11:32、中津川到着。改札に行き下車印をもらい駅の外へ。あとから、友人に下車印を見せると、中津川の下車印を見た友人は少し驚いていた。この友人のいなかが中津川らしい。友人に「あそこいなかだったやろ?!」って言われたので「うん。」って答えておいた。まぁ、神戸に比べるといなかだ。けど、いい感じの町だったと思う。こんな所にいなかがあるなんて少し羨ましく思った。
11:57、中津川出発。ここから松本まで約2時間電車に乗る。確か2、3車両ぐらいだったに思う。帰宅する学生やおばあちゃんなどで、電車の中はそこそこ人がいてにぎやかだった。方言で何を言ってるのか理解できない部分もあったが、どんな会話をしているのか立ち聞きさせてもらった。
ほのぼのした会話だった。そして、松本に近づくにつれて雪が見えはじめた。車窓から見えるうっすらと頂上に雪が積もった山々の景色がきれかった。
14:08、松本到着!ついに松本に着いた、なんかすごい嬉しかった。ここが、あの『白線流し』になった松本かぁ。
ドラマでも何度か映ったホームを見て、改札で下車印をもらい駅の外へ出た。


JR松本駅(2003年3月5日)

JR松本駅。このロケ地を訪ねる短い旅はここから始まる…。って、松本駅を見ながら思ってる時間の余裕はなく、まず駅前のまっすぐ続く大きな道を歩いた。
駅前通を東に行くとすぐに、2階建ての建物がありその2階に本屋がある。この本屋、ドラマの中でまどかが参考書を万引きした本屋。
「Books63」って言う本屋さんだった。お店に入り、本を買うことにした。なんで、わざわざ荷物になるのに本を買うのかというと本のカバー(そのお店のやつ)をつけてもらえるから。宮部みゆきの「クロスファイア(下)」の文庫本を購入。ちゃんと「Books63」の本屋さんのカバーをつけてもらいました。ちょっとした記念になる。
本屋の反対側にケンタッキーフライドチキンのお店がある。このお店、ドラマ中で園子たちが何度か食事してた場所である。

これからロケ地を周るのに荷物が邪魔なので、今日お世話になる駅前のホテルにチェックインした。3時までホテルの部屋で休憩。友人と少しの間メールなどした。デジカメとロケ地の簡単なメモをポケットに入れ出発!
まず、駅前通をまっすぐ東に歩いて交差点を南にいくと慎司の実家として使われていた深志神社があった。ここも僕の行きたいロケ地リストの中の1つ。
テレビの中で見たことある建物…なんか不思議な気分だった。写真を何枚かとり、お参りした。
「…が叶います様に…」ってお願いした。何をお願いしたかは内緒で…。


深志神社(2003年3月5日)

時間もないので、駅前通に戻ってさらに東に歩いた。
真っすぐ歩いていくとあがたの森公園がある。公園前の道、これは第2話などで通学シーンと使われていた。
あがたの森公園の交差点を右に行くと、薄川が見えてきた。やっとここまで来た…。人通りは少なかった。散歩してるおばさんたちが2人と犬の散歩をしてる人ぐらいだった。薄川緑地を歩いた…気持ちよかった。風景が素晴らしかった!だんだんと見晴橋が見えてきた。

                       
            見晴橋(2003年3月5日)                                松本北高校(松商学園)

園子たちが成長した場所。見晴橋でゆっくり時間を過ごして、ドラマを思い出した。やっぱ、来てよかった!
薄川の隣には松商学園があった。そう、この高校はドラマの中で「松本北高校」として使われているのである。よく、ドラマの中でみた風景…。
僕は、ここに1番来たかった。だから、ほんとここでは時間のことは忘れてゆっくり過ごした。身にしみる冷たい風が気持ちよかった。
そして、土手みたいなところを降りて薄川に近づいた。最終回で、園子たちが白線を流した場所、「白線流し」をした所へ。


白線流し(2003年3月5日)

僕はそこで手を薄川にいれた。冷たかった。はぁ、ほんと1泊2日だけど来てよかった!言葉にならんぐらい何か込み上げる思いがあった。
ここで時間を使いすぎたので、急いで松商学園の部室(ドラマにもでてきたシーン)の写真を撮った。関係者立ち入り禁止だったけど、ほんの少しだけ入らせてもらった。すいませんでした。
そして、松商学園の正門でも何枚か写真を撮った。ここで、僕と同じでロケ地を周っている女の子3人組を見かけた。
やっぱ、「白線流し」好きな人は今でも多いんだなぁ。ドラマは終わったけど(SPなんかは時々あるけど)、色んな人に見てもらいたい。特に今の高校生に。
正門から松本駅に急いで戻ろうとあがたの森公園を歩いていると、ちょうど100円バスが通っていたので乗った。助かった。
松本駅に戻り、続いてバスを乗り変えて開智学校へ。ここも、園子と渉がデートするシーンで出てきた。
ちなみにこの開智学校の西にある電話ボックス。第5話で、園子と渉が付き合っていることにいらだった優介がこの電話ボックスから茅乃に2人の仲の陰口をした。記念に写真撮った。
って、なんで松本城付近に来たかというと園子の家が近くにあるからだ。これも絶対訪ねたい場所だったので、ちゃんと行く前にある程度どの辺にあるか調べてあった。だからすぐに見つけれた。普通ならすっ〜と通り過ぎてしまいそうなとこにあった。

                       
            園子の家(2003年3月5日)                              慎司の入院していた病院

園子の家の写真を撮るのは大変だった。家の前の道は車がよく通過したので、撮るタイミングがつかめんかった。
近くに慎司の入院していた病院があるみたいだったので、寄ってきた。
そして、歩いて松本駅に戻っている途中に公園通りにも寄った。ここは、茅乃がクリスマスイブの日にチラシを配っていたとこ。このあとのシーンもよかったね。
松本駅に戻り、時間的に夕食時だったので駅前のマクドで、てりたまバーガーL・Lセットを食べた。
スクラッチが付いてて削ると、なんとチキンナゲットが当たった。即、レジに行き引き換えてもらった。ラッキーだった。

その後、時間的に他に行きたかった所にいくのを断念した。第4話で、園子と渉が踏み切りを隔てて出会う印象に残ってるシーンの場所や同じく第4話で2人が会う約束をした公園や相馬製作場などなど。せっかく場所を調べていただけに残念な思いだった。もう1日あれば…そんな思いだけが残った。
ホテルに戻り、ゆっくり休憩した。しばらく、スピッツの『空も飛べるはずさ』をベッドの上に寝転んで聴き続けた…。
それから、シャワーを浴びて友人とメールをした。明日の帰りの電車の時刻の確認をして12時ごろに就寝。
おやすみ…

戻る

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください