このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 

C  O  L  O  R

 

色についてのイメージは、各個人差がありますが、その中でも共通したイメージがあります。人間が感じる共通のイメージや国や民族間による共通したイメージなどもあります。誰でも、好きな色、嫌いな色があるものです。身につける物も自然と自分の好みの色に偏りがちになってしまいます。色にはそれぞれ自分自身やあなたの周りにいる人に対して大きく影響することがあることを忘れてはいけませんね。ふだん何気なく着た洋服が、自分やその周辺の人を変に誤解させてしまうことはないでしょうか。反面、色を効果的に使えば、なりたい自分になることも可能というわけです。これからはそれぞれの色のを使い分けその効果をいかして色の魅力をプラスしてみようじゃありませんか!

RED: ビッドな赤=積極的な気分 ダークトーンの赤=内向的な気分

赤を見ると元気が出る。エネルギーを発散させたくなる色。食欲なとの様々な欲望を刺激する。セクシーで、積極的、情熱的に見える。自己主張をしたい時、意見を通したい時に効果的。反面、対立の要素も持つ。赤に関しては好き嫌いが激しいので、初対面の相手には避けたほうが無難である。

情熱的な印象を持つ赤は、交感神経を刺激する作用があります。交感神経とは自律神経のひとつで、リラックスを促す副交感神経と対になる興奮状態を促す神経。活動的になるとさまざまな欲求を高めます。

ただし、赤は多用し過ぎるとイライラしてしまう色なので、分量は控えめに。女性なら口紅を赤にすると、唇は女性のセクシャリティを表す器官ともいわれているので効果的。男性はネクタイを赤にするという手もありますが、なかなか使いづらい色。そこで赤ワインを二人で飲むなどの方法でもよいでしょう。

BLUE: 内に秘めるエネルギー、寡黙

疲れを癒す。食欲を減退させる。相手を冷静にさせる効果がある。誠実でまじめに見えるので、ネイビーブルーなどはビジネスで大いに活躍する色。

さわやかな印象を与える青。赤とは逆に脈拍がおだやかになり、アルファー波が出てリラックスするという作用があります。確かに青い海や空を眺めているとゆったりとした気分になりますよね。そこで、相手が仕事でイライラしているような時には青い服を。相手がステディなら寝室を青でそろえて迎えてあげるというのもおすすめです。そうすれば興奮状態がさめ、一緒に居るとリラックスできる、一緒に居るとよく眠れるという印象をもたれるでしょう。

また、青は信頼の色でもあります。スーツやワイシャツで紺や青が使われるのもそのため。相手に信用してもらいたいという時には、青系の服でさわやかにまとめてみましょう。相手の親に会うという時にも活用したい色です。ほかに、青には食欲を減退させるという効果もあります。ダイエットをしたいなら食器やクロスを青でそろえてみて。

BLACK: 逆境から立ち上がる意志の強さ、悲しみ、神秘的な女のエロ

強い、絶対的なものを表す。高級感があり都会的な色だが、アクセントカラーや組み合わせる色を工夫しなければ、暗いイメージになりやすい。

喪服にも使われる黒は威厳のある色。喪服の女性にエロティシズムを感じる男性が多いということからもわかるように、神秘的なイメージもあります。ただし色白の人にははえる色ですが、顔色があまりよくない人が身につけるとさらにくすんで見えるという欠点があります。黒い服を着るとクマが目立つという人は、インナーに明るい色をもってくるなどの工夫が必要。男性では黒を身につけると威厳に満ちて見えます。何かの相談にのってあげる時などに身につけていると、頼りがいのある人に見えるでしょう。

ただし、黒には相手を拒絶し、心を開かない近寄りがたい人というイメージもあるため、つねに全身黒のコーディネイトでまとめるというのはおすすめしません。体型をシャープに見せてくれる、高級感があるように見えるとメリットは多い色なのですが、ボリュームに注意しましょう。

YELLOW: 希望、寂しさ、甘え、やる気

表情の固さを和らげる色。明るいイメージになる。彩度によっては、目立ちすぎるのと、多く使い過ぎるとイライラし気が散る。ただし、短時間の集中力には効果的。

元気をくれる色。胃腸の働きを活性化して、食欲を増進させる効果があります。疲れ気味で食欲不振な相手と食事をする時には黄色い服を。自宅に招くのなら食器に使うとよいでしょう。相手からは元気をくれる人として印象づけられるはずです。また、黄色いものをデスクなどにおいておくと集中力が高まるので、ペン立てなど黄色い小物をプレゼントするのもおすすめ。

ただし、黄色はボリュームが多すぎると逆にイライラして注意力が散漫になるので、黄色づくしはダメ。便秘に悩んでいる人は、黄色が消化器系の動きを活発にしてくれるのでトイレのカバーなどに用いてみるといいでしょう。

PURPLE: 体調不良、憂鬱な気分、治癒へ向かう色

高級感があり、近寄りがたい高貴なイメージを与える。個性的だが着こなしを間違うと冷たい感じや下品になるので注意したい色。

昔は高貴な色。威厳があり、確たる自分をもった人という印象を与えることができます。また、紫は脳の感覚中枢に働きかける色で、プラスの感情を高める一方、ささくれだった心をなだめるという癒しの効果もあります。誰かをリラックスさせてあげたいという時には青みの強い紫や、淡いラベンダーカラーを。ラベンダーカラーはベッドリネンにもおすすめです。

官能的な色なので、二人の関係も強まるでしょう。色と香りは連動しているとも言われていますが、真性ラベンダーのアロマオイルは深い眠りを促す働きがあります。ティッシュに数滴垂らし枕元に置いておくだけでいいので、実践してみて。また、紫は直観力や想像力を高める働きもあります。相手が仕事上で悩みがある時などに使ってみるといいでしょう。

PINK: やすらぎ・リラックス・健康・愛・開放感・幸福感

(食べ物でも)甘さをより強く与える効果がある。女らしい、可愛らしさを表現できる。相手をやさしく元気づけたり、緊張を和らげることが出来る。オフィスにはメインカラーとしては不向き。

甘くやわらかいピンクには、相手に“守ってあげたい”と思わせる働きがあります。メイクやファッションに取り入れれば顔色がきれいに見えるという効果も。かわいらしい自分をPRしたい時には絶好の色です。

若い女性でもピンクを身につけるようにしていればホルモンバランスが整い、肌がきれいになるなどのメリットがあります。男性でもピンクにはアドレナリン分泌を促す赤も混じっているので、活発になるなどのメリットがあります。

GREEN: 恒常性、安全性の維持

疲れを癒す色。気分を和らげストレスをとる。柔順で協調性を表現し、相手に安心感を与える。

緑は癒しのカラー。見ていると興奮した交感神経が鎮まりゆったりとリラックスできるのです。ストレスフルな会社の中で緑を身につければ、心のオアシス的な存在になるでしょう。また、相手を家に招くなら、緑の小物や観葉植物を置いておくのがおすすめ。疲れるとなぜか山や森など自然にふれたくなるように、癒しの場となるでしょう。

部屋中緑でいっぱいにしてしまうというのも考えもの。リラックスが行き過ぎて、倦怠感が襲う可能性があります。あくまでもアクセントとして取り入れてみましょう。余談ですが、緑を見ると毛細血管が広がって血流がよくなるため、OA作業中は10分に1度画面から目を離して緑のものを見るという習慣をつけると目の疲れもグッとよくなるはず。そんな話をしながらデスクにも置ける小さな観葉植物をプレゼントするのも印象的ですね。

ORANGE:楽しい、元気、恋愛

相手に暖かさ、親しみを与える。明るいイメージを与えることが出来る。食欲増進色。大衆的な色でもある為、高級感が出しにくいのがマイナス面。覚えられやすい色なので、分量と回数には気をつける必要がある。

オレンジはエネルギーの源。元気をくれる色です。相手が何かでくよくよしている時にはオレンジを取り入れてみましょう。アドレナリンの分泌が活性化され、活力がわいてくるはずです。

また、オレンジに触れていると相手の愛を素直に受け取れるとも言われているほか、不感症や性的減退にも効果があると言われています。自分がオレンジを身につけるほか、相手にも下着などをプレゼントしたり、自宅の照明を蛍光灯からやさしいオレンジ色の白熱灯に変えてみるなど、効果的に使ってください。ジャイアンツオレンジは今年のラッキーカラーでもあります。もしかしたら金運も運んでくるかも!?

 

上記に代表的な色について記しました。同じ赤、青の色でも黄味や青味の強いも赤味のあるもの等、同じ色でも幅広いバリエーションがあります。 自分ではあまり取り入れなかった色でも、色味を考えれば似合う色はきっとあるはずです。それぞれの色を顔に近づけて見て下さい、顔色がパッと明るく見える色があなたに似合う色なのです。色白で髪も茶色いというような人なら淡く、澄んだ色が似合うでしょう! 自分に似合う色には傾向があります。それがわかるまではいろんな色をためして見て下さい。今まで身に付けてきた色と違った色を身につけるのは抵抗がありちょとした決断がいるかもしれませんが心のどこかで“変身”したようで楽しいものです。それがあなたに似合っていれば周りからみて何の違和感もありません。どんどん思い通りの色を見つけて、色の効果を最大限にいかしてみましょう。

 

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