このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

●国鉄(現JR)キハ35・キハ38

「砂川研究所謹製」鉄道模型/車両カタログ

Nゲージ
1/150
金属製品改造+ペーパー製
4両
実車)
東京都八王子市と群馬県高崎市を結ぶJR八高線は、埼玉県大宮市と日高市を結ぶJR川越線とは途中の高麗川駅で接続している。東京に程近い非電化ローカル線の佇まいが濃かったが、国鉄末期のJR埼京線開業に伴ってまず川越線が電化、同線は都心部と同じ通勤電車が走り始めた。どちらかと言うと川越線(と関西本線の大阪口)のために、昭和40年前後に製造されたキハ30系(キハ30・35・36)通勤型ディーゼルカーは以後、八高線(と相模線)に大集合した。
キハ38は国鉄末期の1986年に、首都圏の非電化通勤路線(つまり八高線)のサービス改善と燃費向上を図るために、コストを極力抑えて新製。数年前に製造されたキハ37の実績を踏まえた設計だが冷房車となった。クリームをベースとした明るい車体が印象的だった。
八高線は現在、八王子〜高麗川間が電化されて川越線との直通運転が行われており、首都圏では唯一となった旧山手線塗色の103系と新製の209系通勤電車が4両編成で走行している。非電化の高麗川〜高崎間は新系列気動車キハ110系がワンマン運行しており、キハ30系は同線から撤退、一部がキハ38と共に千葉県の久留里線で活躍している。塗装は久留里線オリジナルの爽やかな新塗色に変わった。

模型)
キハ30系キハ35は2両で形態が異なる。実物で言う普通鋼製の方はエンドウ製品を若干ディテールアップして使用。ボディ全面にリブのついたステンレス製の900番台は、他のメーカーから発売されていたキットのボディを購入してディテールアップの上で使用した。
キハ38の2両はペーパーで車体を自作した。塗装のうち、赤帯の下の細い黒帯は、文房具店で求めたインレタの基準線を使ったのがオリジナルのアイデアだった。と言ってもそれは知人のアドバイスであったが。


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