「砂川研究所謹製」鉄道模型/車両カタログ
| Nゲージ
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プラ製品改造・塗替え
4両 |
実車)
京阪神地区の「新快速」はかつて、京都〜大阪間をノンストップで(新大阪すら通過して)走行していた。それは私鉄各線との競争が激しい同区間ならではのサービスであった。その車両はというと、急行の任務を追われた153系電車であったが、私鉄各社は転換クロスシートを採用し、京阪に至ってはテレビ付きであった。この格差を是正したのが117系近郊型電車である。
さて、再び新快速の任務を解かれた153系は名古屋に移り、非冷房車の駆逐に大きな力となった。しかしデッキ付きの車体は使いにくく通勤輸送を担うには荷が重いなど、効率的な使用に向かない。そもそも老朽化しているので、競合する名鉄との対抗上、グレードの高い新車で攻めに出るために「快速 東海ライナー」として起用されたのが、これもまた117系であった。
JR化後も快速などとして東海道線を中心に活躍したが、最近は全国的に2扉車の使い勝手が悪くなっており、JR東海もこの例に漏れず、昼寝が多い。模型)
KATO製の117系を塗り替えたもの。実物は4両編成のうち先頭車の1両が100番台車となって窓形状・配置が変化したが、模型でもその再現に努めた。