このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

●近鉄 モ1650形

「砂川研究所謹製」鉄道模型/車両カタログ

Nゲージ
1/150
プラ製キット改造
1両
実車)
近鉄の高性能車(カルダンドライブ式)は、車体を他車から流用して試作的要素の強い1450系に始まり、新製車体の3扉車1460系、4扉の1470系と続いたが、その名古屋線版が1600系(1959年製)。他線がモーター付車両を2両ユニットとしているのに対し、急勾配がなく輸送密度も低い名古屋線ではMT比が1:1または1:2とするようになっていて、1両単位の増結用車両も製造した。このうち増結用モーター付先頭車(1600系には中間車として製造された車両はない)が、モ1650形である。
モ1650形は、同じく増結用のモーターなし制御車ク1750形と組んで2両で走ったり、バラして他の編成の増結に回ったり、便利に使用された。晩年には京都線の暫定5連化のための増結用に駆り出されて活躍した。

模型)
中学生の時に購入したグリーンマックス製の2410系キット(絶版品)は2両入りであった。私は1両を塗料の不適切なチョイスによりダメにしてしまいどうしたものかと思っていたが、後年、残った1両をアレンジして仕立てた。製品が若干オーバースケール気味なのを逆手に取って、元々はラインデリア仕様の低屋根だったのを、他の製品の屋根を振り替えることにより形態のツジツマを合わせた。台車はKATOのオシ17用から取り、コイルバネを用いた揺れ枕式のシュリーレン台車を再現した。また前面のエプロンは後の他の製品から転用し、京都線時代の連結器高さが低い仕様とした。


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