このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

●西武 5000系「レッドアロー」

「砂川研究所謹製」鉄道模型/車両カタログ

Nゲージ
1/150
プラ製完成品加工
6両
実車)
1969年、西武鉄道が初めて製造した本格的な特急電車。地味な輸送に徹していた同社が、同年の秩父線開業を機に観光輸送への意欲を見せた旗頭と言え、「レッドアロー」の愛称は沿線の人々に広く定着している。池袋〜西武秩父間の特急「ちちぶ」、池袋〜飯能間の特急「むさし」として観光のほか快適通勤(帰宅)にも貢献し、また休日には、西武新宿〜西武秩父間1往復の観光特急も設定されていた。
性能的には同時に製造された通勤車101系と同一で、加速性・高速性・勾配対策・信頼性を満たしている。現在は全車が廃車されたが、1両が静態保存されてイベントの際に公開される。一方、車体が富山地方鉄道に譲渡されて、同社の有料特急として往時の姿のまま3両編成で活躍中であるし、主要機器は後継車両に活用されている。また「レッドアロー」の愛称は、現在の特急車10000系「New Red Arrow」に引き継がれるなど、5000系のもたらした影響の大きさは計り知れない。

模型)
TOMIXの製品をアレンジしたもの。製品化時期が古いのだが、形態をよく再現している。しかし塗印(塗装と印刷によるカラーリングの工程)でちょっと損をしている感じがあるので、室内を含めて、ありとあらゆる場所を全面的に塗り直して細部にも色を差し、艶っぽさを強調した。また実物の改造箇所を再現し、屋上アンテナ・ベンチレータの追加や前頭部連結器まわりの仕様変更を施したほか、片方の先頭車のトイレ窓の位置を修整した。
ハプニングにより、先頭車の1両を紛失したため、模型店に売れ残っていた単品を確保して改造待ちとしている。


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