このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

●西武 E851形

「砂川研究所謹製」鉄道模型/車両カタログ

Nゲージ
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プラ製完成品改造
1両
実車)
優美なスタイルで人気を誇ったF級電機。私鉄最大の電気機関車と謳われ、国鉄〜JRと同等のクラスを誇る。特急車5000系や通勤車101系と共に1969年製で、4両が製造された。秩父線の開通に伴って、勾配線区におけるセメント輸送を担うことを託された。主に横瀬〜新秋津間で使用、列車によっては重連仕業もあった。現在はセメント輸送がトラックに切り替えられ、引退。1両が静態保存されて、イベントの際に公開される。

模型)
かつて、西武百貨店に店を構えた模型店の企画によりKATOが製造した製品。それをベースに私は、改良製品であるEF65の動力ユニットやEF81JR貨物色の動力台車を組み込んだ。実車は晩年、床下のグレーがダークグレーになっていたので、換装した台車の成型色が良く似合う。スカートは動力ユニット(EF65用)に付いている物とは形態が異なるので加工しなければならないが、作品は厚紙を貼り付けたハリボテ?で、ジャンパ栓や開口部のディテールは黒で書き込んでいる。スノープラウも実車はもっとゴッツイので作り替えたいところだが、機能部品なので触らないようにしている。
製品の入手についてだが、この1両は1988年頃に東京ですんなり購入できた。郷里に帰った際に模型店を覗くと、地元の車両ではないだけに結構在庫があったものだが、1990年代前半には「レア物」蒐集団が全国行脚でゴッソリと買い付けて行った(複数の店主の談)らしく、その前後1〜2年ですっかり入手できなくなった。よって私は、重連用に「もう1両」とは行かなくなったのが、残念である。メーカーの金型も輸出向けにフリーランス仕様に改造されて、再販の見込みは断たれた、との見方が一般的である。


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