このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


晩秋の嵐山観光- 大覚寺と特別公開 弘源寺と宝厳院

2002年12月1日



秋の京都観光第3弾は、
静かになったことを期待して、嵐山に行ってきました。
もしかしたら、紅葉は残っているかな。。。
大覚寺と特別公開の天竜寺塔頭寺院を2箇所見てきました。


大覚寺

 嵯峨天皇の離宮を寺に改めしたのがはじまりで、門跡寺院。鎌倉時代には、亀山天皇や後宇多天皇が入寺して院政を行ったため、嵯峨御所と呼ばれた。
 入り口の立派な松の木に驚き。いけばな嵯峨御流の総司所があり、いけばなの発祥の地だそうだ。



 正面は唐門、前庭は白砂を敷詰め、宸殿、正寝殿、御影堂などの建物が回廊で結んでいます。 狩野山楽の「紅白梅図」ちょっとピンぼけだが、鮮やかだったのは模写。本物は宝物館にあった。



大沢の池


観月台から見た大沢の池
 大覚寺の東側に位置する大沢の池は、嵯峨天皇が離宮造営の際、中国の洞庭湖を模して築造されたという。ここからの眺めは、私の好きな場所。手前は、展示中の嵯峨菊。


大沢の池に浮かぶ菊ヶ島
 嵯峨天皇が、菊ヶ島に自生した野菊を手折られ、いけられたのが「天、地、人」の三才に適し、今後の範とされたのが、いけばなのはじまりだそうだ。気品さがさらに洗礼され、嵯峨菊と呼ばれています。
名古曽の滝跡
 滝の音は、絶えて久しくなりぬれど
 名こそ流れて、なほきこえけれ

ご存知百人一首、藤原公任の歌。大沢の池の周囲にあり、平安時代中期から枯れてしまっていたようです。手前は、遣水の跡で大沢の池に注ぎます。


池の周りにこんな散歩道。かろうじて、紅葉が残っていました。





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