このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
青梅線、各駅の由来
青梅線に登場する各駅の由来を調べてみました。書いている本人や、周辺に住んでいる人はわかるかもしれませんが、それ以外の人は多分意味不明だと思います。あはは……
それから、駅名というのは当然ながら、駅のある地名が元になっているものがほとんどです。そこで、その地名の由来も書いてありますが、結構はっきりしなかった部分もありますのでそのへんはご勘弁を。
立川:
当時の村の名前の立川村からとったらしい。その立川の発端は、
鎌倉初期
、由井二郎宗恒という人がここを本拠として立河(立川)氏を名乗ったことらしい。
う〜ん、
鎌倉初期
。本当だとすれば立川の歴史は意外と大したものかも。言われてみればそんな面影が……、あるわけないか。
西立川:
1930年(昭和5年)7月16日開業。
多分も仕方もなく、名前のままの由来。立川の西、それだけ。武蔵野の自然林が生い茂っていたそうだから、他の候補が見つからなかったんだろう。
わかりやすいんだけど、こう由来を調べていると、ちょっと悲しい……。
東中神:
1942年(昭和17年)7月1日開業。
西立川と同じ。中神の……だよ。
由来となった熊野神社
中神:
1908年(明治41年)7月19日開業。
ここも「中神村」という村の名前から取った駅名。その「中神村」の由来は、村の真ん中に熊野権現社という神社があったかららしい(今も熊野神社はあります)。今のように昭島市の一つになったのは
昭和16年
(当時は昭和町)の事らしい。拝島町を吸収したのはもうちょっと後だけど。
大体、駅名の基本は地名だけど……、面白くねえ。
昭島:
1938年(昭和13年)12月25日開業。
これも町の名前からの駅名。駅が出来た当時は「昭和町」だったので、駅も昭和駅だったのだが
昭和29年
、拝島村と合併したときに昭島市と変わったときに駅も「昭島駅」に変わったらしい。
昭島駅は昭和駅から名前を変えたのに、拝島駅はそのまま名前を変えなかった。……う〜ん、なんだろ〜。
拝島:
1894年(明治27年)11月19日開業。
もともとあった拝島村から取った名前。で、その拝島村の由来はどうも多摩川近くにある本堂院(関東でも屈指の厄除け大師なんだって)と大日堂を拝するからだそうです。正直言って詳しいことはわかりません。
昭島市で一番西に位置する駅。隣の福生市まで徒歩1分って感じ。
牛浜:
1944年(昭和19年)7月1日開業。
駅から南に行ったところにある「石浜」という地名がいつのまにか牛浜に変わったことが由来らしい。
この石浜というところは記念碑が立っていて、あの足利尊氏が来たとかなんとか……。真偽はどうだか。
福生:
1894年(明治27年)11月19日開業。
青梅線の中でも1、2を争う難読駅で、西多摩以外の人は誰も読めないとか……。そのせいかどうかは知らないが、いまだに由来の不明な駅。念のため、読み方は「ふっさ」ね。
読み方は難しいが、漢字だけ見れば縁起のいい駅。「福生駅発」の切符、とりあえず誰かに送っとこう。
深夜の羽村駅で出発待つ青梅線
羽村:
1894年(明治27年)11月19日開業。
この駅もいまいち由来が不明。地名から取ったのは確かだが、その「羽村」の名前の由来は定かでは無いらしい。一説によると羽村兵衛太夫義尚という武士がその由来らしいんだけど……?。
信じられない話だが、狭山方面から羽村まで伸びる貨物路線がかつてあったらしい。とっくに廃線になった上、横田基地等の建設ですべて消え去ったらしい。
小作:
1894年(明治27年)11月19日開業。
ここも地名の名前。元々は小佐久(こさく)村という村が羽村に取り込まれたとき小作という名前に変わった、これが由来らしい。別に小作人が多かったというわけではない、念のため。
ここも微妙に難読駅。普通の人は「こさく」と読みたがる……元の村もこれで満足か……。
河辺:
1927年(昭和2年)2月20日開業。
地名の名前。多摩川の河辺(かわべ)に元々の村があったことが、河辺(かべ)の村の由来。……うお〜、そのまんまだ〜。
東青梅:
1932年(昭和7年)10月10日開業。
省略、青梅を参考にしてね。
青梅:
1894年(明治27年)11月19日開業。
地名から取った名前。なんでも、梅の実が成熟しても標落せず青色だった事が由来とか……ホントかよ?。いちおう「新編武蔵風土記稿」という本に書かれていたらしい。
宮の平:
1914年(大正3年)4月1日開業。
昔は和田乃神社の領地内だったらしく、かつ平地だったことが名前の由来らしい。つまり、お宮の中の平地ということだろう。しかしいいのかな〜、神社の領地に駅なんか作って……。
ちなみにその神社、現在もまだあります……。
日向和田:
1895年(明治28年)12月28日開業。
日向和田村という村から取った名前。和田という地名を、「日向」と「日影」の二つに分けた時の片割れの村。お〜い、日影はまずくね〜か?。
石神前:
1928年(昭和3年)10月13日開業。
近くに石神社がある。それだけ……。
その石神社、神体が丸い石らしい。
二俣尾:
1920年(大正9年)1月1日開業。
たぶん地名の名前。いまいち信憑性は無いが、二つに分れる尾根の谷がある事から、付けられた名前らしい。確かに奥多摩の渓谷はここあたりから険しくなっている。
軍畑:
1929年(昭和4年)9月1日開業。
地名の名前。文字通り、戦いの跡地らしい。
永禄六年(1563年)
小田原北条氏がこの辺りを支配していた三田氏を滅ぼした時、激戦の展開地だったとか。
北条氏は多摩川を南から渡河してきたというが、なにもこんな田舎まで来なくても……
沢井:
1929年(昭和4年)9月1日開業。
地名の名前。沢の中でも湧き水が豊富だったため、この名前が付けられたとか……。
あ、安易だ……。
御嶽:
1929年(昭和4年)9月1日開業。
御岳山があって、御嶽村が出来て、この駅の由来になったことまでは分っているけど……、御岳山の名の由来はまだ不明。一応「御岳」には神が宿る、という意味があるから、その当たりだろう。
御岳山は霊山とも言うらしいよ。
川井:
1944年(昭和19年)7月1日開業。
地名の名前。大丹波川(秩父の方から流れてくる川)がこの辺りで、多摩川と合流することからついた名前。
古里:
1944年(昭和19年)7月1日開業。
もともとは古里村という地名の名前。なんでも、この近くに滝があって、霊山の御岳山にに登るときは、ここで身を清めてから行ったとか。つまり垢を離す、垢離(こりと読む)が古里に変わったというのが由来らしい。
鳩の巣:
1944年(昭和19年)7月1日開業。
地名、と言うより渓谷の名前。この渓谷にある小さな水神社に昔、白鳩が巣を作っていたのが由来らしい。いやはやなんとも……。
白丸:
1944年(昭和19年)7月1日開業。
もともとは村の名前。どうも、「城丸」が「白丸」に変わったらしい。平将門の遠見の山がこの駅の目の前の山で、城山と呼ばれていた、とも言われている。
このあたりもえらい田舎だが、当時は木材を供給するという重要な役割があったらしい。
奥多摩:
1944年(昭和19年)7月1日開業。
……ここも説明はいらないと思う。多摩地方の奥。でも、ここの駅は元々「氷川駅」という名だったが、
昭和30年
、町村合併に伴って「奥多摩町」になったときに改名されたそうだ。
ちなみに氷川駅の由来は神社の名前から(正確には奥氷川神社)。まだ、この当たりには「氷川」と名のつく地名も残っているよ。
以 上
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