このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
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落書き帳
12年5月4日
空からの贈り物
GPS は、衛星から出す電波を使って、位置を測定する。
米国防総省が開発した、軍民共用のシステム。
衛星からは、軍用と民生用の2種類の電波が送信されている。
軍用電波は、ミサイル誘導などに使われる。
敵対国に使われないように、暗号をかけており、
一般には利用できない(かなりの高精度らしいが・・)。
カーナビ等、私達が利用できるのは、民生用電波。
これまで、民生用電波には、約100mの誤差が発生するように、
常時、米国防総省が、故意に誤差値を入れ、精度を落としていた。
「精度低下機能」である。
5月2日(日本時間 午前9時)から、
なんと、米国は、この「精度低下機能」を解除したのだ。
これによって、従来のGPSの精度が向上。
約10メートルの誤差になった。
わたしも、早速、カーナビで確かめたところ、
実際に、精度は良くなっていた。嬉しい限りである。
一つ忘れてはならないのは、どのGPS受信機(カーナビ等)も、
「米国防総省の電波を、タダで使わせてもらっている」ということ。
米国軍が「明日から、GPSの電波を、送信しませんよ」
といっても、一切、文句は言えないのである。
今後、有事の際は紛争地域などの電波の精度を
再び低下させることもあるとしている。
カーナビの雑誌広告や説明書をよく見ると、
小さな文字で、この旨を記載している。
昨年、一緒に乗船した二等航海士とこんな話をした。
今、飛行機も船も車も、GPSに頼っているけど、
もし、米国軍がGPSの電波を止めてしまったら、
日本は、大混乱になるぞ!
昔、船は六分儀で、星を観測して、自分の位置を知った。
私も、天測計算は、勉強したが、今は忘れてしまった。
もう一度、勉強しなきゃ・・・(´ヘ`;)
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