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その3



 柳沢に入線する三沢行き列車。これに乗ると三沢に18時過ぎに着き、はつかり〜やまびこと連絡し東京へその日のうちに帰ることができます。

 ワンマン運転は一番前の扉しか開きません。乗る人も降りる人もそこからだけ。多客時は臨機応変にすべての扉を開けていました、問題ないようなあるような……。平行するバス路線は昔あったようですが、今はありません。大赤字を抱える十和田観光電鉄は2001年に青森県から援助をしてもらい、車輌更新もままならない状況からなんとか脱したようです。線路の保線状況も揺れはしますがそんなに悪くはなく、古いレールを大事に使っていました。

 三沢駅はこんな雰囲気。2階建ての建物が駅舎で、中にはそば屋とロッカーコーナーなどがあり、なんとも不思議な雰囲気でした。二階に上がる階段があったようなので、昔は食堂とかが2階にもあったのかな、などと考えてしまいました。
 右の線路は信号も生きていたので非常用なのでしょう。どこかのサイトでこちら側に停車している3800形の写真を見たことがあります。


上のカットからさらに右を向くとこんな感じで東北本線が走っています。
駅構内では線路がつながっておらず、ちょっと盛岡寄りから
木々に埋もれた連絡線が延びています。


 十和田市から夜行高速バスで東京に帰るため、また十和田市に戻ってきました。この十和田市駅、駅舎はホームから階段を上がって用水路と道路を越えた2階に改札口があります。ダイエーとバスターミナルがある、その名も十鉄ターミナルビル。土産物屋やそば屋、アイスなども出る軽食レストランなども入っていて、ダイエーと相まって食べ物には困らないところです。

 写真の場所は、実はほとんど照明のないところ。偶然工事用の重機が車体を照らし出してくれた瞬間、手持ちでシャッターを切りました。
 あと、なぜか十和田市に着いた列車は乗客が降りたあといったんさらに旧十和田市駅寄りへと1両分進みます。夜だけのことなのかどうかはわかりませんでしたが、ちょっと謎でした。沿線はどこも暗く、どうもバルブ撮影ができるところが見つかりません。いや、東京がどこもかしこも明るすぎるのだな、と思いました。

 余談ですが、さらに線路は続き、旧十和田市駅へと延びています。営業はしていませんが、車庫代わりに電車や除雪用機関車が入線しています。この日には電気機関車が止まっていました。ちなみに『東急の電車たち』にあるカラー写真はそこで撮影されたもの。

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 十和田市からはシリウス号に乗車、八戸経由で東京へ向かうのですが、十和田市から八戸(八戸ラピアバスターミナル)までは別料金の連絡バス扱い。時刻表にはあまり詳しく乗っていないため、乗るまで不安でした。個人的には応援したいのですが、情報が少なすぎ。せめてポスターやチラシ、Webとかではどこに乗り場があってどう料金を払うのかくらい案内がほしかったな、と思いました。

作成:2001/9/3
訂補:2003/5/14



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