このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

青春18きっぷってなに?

open:99.12.7
latest update:2000.5.15

 「青春18きっぷ」とは、毎年春・夏・冬の長期休暇の頃に発売される、JRのフリー切符のことです。発売からもうすでに10年以上経っており、1日で2300円という手軽さが学生のみならず全ての世代に好評なようです。

 ところで余談ですが、どういうきっかけでこの切符が出来たと思いますか? その理由はズバリ、学休期には普通列車が空くので、その分旅行してもらって増収につなげよう、というものだったんです。あとから説明する、「特急に乗れない」というルールには、こうした背景があったんですね。
 ただ、10年も経てば定着しすぎて、姫路−岡山間に代表されるような、18きっぷシーズンにだけ大混雑を起こすようなところもいくつか出てきているのは、どこか皮肉なような気がしています。

発売期間と
利用期間
 
発売期間
使える期間
冬休み
12/1〜1/10
12/10〜1/20
春休み
2/20〜3/31
3/1〜4/10
夏休み
7/1〜8/31
7/20〜9/10
私の記憶では、ここ10年くらいこの期間で統一されています。
値段
5回分で11500円 (つまり、1日分でなんと2300円!)
乗れる日数
1枚で5回分使えるようになっています。
つまり、1人で5日分使ってもいいし、友達5人で日帰り旅行してもいいし、
その場に応じていろんな使い方が出来ます。
ただし、1枚の切符なので、2人以上で旅行する場合は同一行動をとらないと
いけません。また集合の際も、集合地までは18きっぷを持っている人以外は、
集合地までの切符を買わなくてはいけません。
乗れる列車
基本的には18きっぷでは、特急・急行料金を要しない、普通・快速列車にのみ乗車可能。
そのため、行程の都合上やむを得ず新幹線や特急に乗る場合は、特急料金の他に、
乗車券も必要であることをお忘れなく!
なお、SLや夜行列車をはじめとして、全車指定の快速が各地で増えてつつありますが、
これは指定券さえ買えば、18きっぷでも乗れます。(グリーン指定などは除く)

○乗れない(乗車には乗車券も必要な)もの
 ・JRバス   ・新幹線や特急や急行     ・普通や快速列車でも、グリーン車や寝台車

○乗れるが、別途料金が必要なもの
 ・普通や快速の指定席         (指定席券が必要)    
 ・湘南ライナーなどのライナー列車  (ライナー券が必要)
 ・海底駅(青函トンネル)の見学    (ゾーン539カードが必要) 

○18きっぷだけで乗れるもの
 ・上記以外の普通や快速列車(新快速・特快を含む)     ・宮島航路
途中下車
乗り放題の切符なので、乗り降りは自由です。
年齢制限
青春18とは言っても、老若男女誰でも使えます。でも学割も小児割引もないのが玉にきず。
1日の定義
基本的には、0時から深夜24時までの24時間。ただし夜行列車の場合は、
有効開始・・・0時を過ぎて最初に停車する駅から
有効期限・・・24時を過ぎて最初に停車する駅まで、
となっています。

また特例として、東京電車特定区間内と大阪電車特定区間内
(大型時刻表のピンクのぺージを参照)は終電まで有効。
発売箇所と
払い戻し
青春18きっぷのお求めは、JRの主な駅、または主な旅行会社で。車内では全く扱わず、
置いてない駅も結構あるので、旅行前に購入しておくことをお勧めします。

払い戻しは、1度も使っていない場合で、有効期限内ならば可能。手数料は210円です。
18きっぷには、「買った駅でのみ払い戻す」と書いてありますが、北海道で買った
18きっぷを東北で払い戻せたので、あまり関係なさそうではあります。
赤い 青春
18きっぷ
指定席券と同じ緑色の紙では味気ないと感じる人が好んで買う、もう1つの18きっぷ。
私もそのうちの1人です。JR北海道、西日本、四国、九州のごく一部の駅で扱っており、
偶然に見つけた人はかなりラッキーな証拠です。詳細を知りたい方は、下記へメールを。


これがいわゆる赤券。JR西日本発行の分です。 こっちがマルス券。人によっては青券とも言います。いつも買う指定券などと同じ用紙です。

↑赤券(左)とマルス券(右)(※画像を大きくしたい場合は、クリックして下さい。)


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