このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

廃止1週間後の大須駅

〜秋草や鉄ちゃんどもが夢の跡〜

岐阜バスで

  運行最終日から1週後の日曜日(2001年10月7日)、旧名鉄竹鼻線大須駅を訪れました。十万石まつりで賑わう大垣から稲穂の実る田園風景の中、岐阜バスを乗り継いで、2時間近くかかってようやく「大須」に到着したところです(料金:大垣駅前〜今尾700円、今尾〜大須330円)。途中からお千代保稲荷参詣のご年輩が10人ほど乗って来られました。


代替バス

  皆さんもちろん、左の代替バスに乗り換えました。岐阜バスもこの代替バスに接続するように時刻改正しました。大須駅の看板はもうありません。


行き止まり

  9月に来た時には、この行き止まりの先にカメラマンが5,6人いたのですが、今では粘っても仕方ないですわな。駅周辺には、岐阜バス乗務員、代替バスの羽島タクシー乗務員(3名ほど)、お千代保稲荷帰りの皆様、地元カップル1組、そして「鉄」は私だけでした。


願いもむなし

  向こうにも黄色い囲いらしきものが見えませんか?あそこが大須駅を出て最初の踏切だった所です。先ほどの岐阜バスもここを通過して来ました。警報機には黒いビニール袋がかぶせられ、スナフキンのシルエットみたいな格好になっていました。野焼きの煙で白く霞んでいるのも、あれから3週間かと思わせる時の移ろいです。


張り紙

  鉄道に頼らず、歩け歩け!この後、代替バスに乗って羽島市役所前駅下車、羽島市歴史民俗資料館で「羽島の交通史展II〜名鉄竹鼻線の歩み〜」を見学してから、竹鼻線存続部分に乗って新岐阜に出ました。


追記

  某掲示板の情報によれば、何と!訪問したこの連休明けに大須駅取り壊し工事が行なわれていたとのこと。そして、あるHPでホーム、線路、架線、すべて撤去され、整地された写真を拝見しました。まさにご臨終直前の大須駅にお別れのご挨拶ができたというわけです。


このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください