ＪＲ和田岬線（非電化時代）

ＪＲ山陽本線の兵庫駅から延びる和田岬線。朝夕のみキハ３５系の通勤型気動車が走っています。神戸市営地下鉄海岸線の開通により、存続が危ぶまれているとの話も聞いたのですが、どうしてどうして。２００１年７月に電化されるそうです。廃止される前にと思って乗りに行きましたが、非電化時代の思い出ということになりました。兵庫駅１７時１５分の発車を待ちます。

ノロノロと５分ほど走って和田岬駅到着。一応車掌も乗務していますが、車内放送なし。冷房装置もなく、ＪＲ西日本のロゴの入った扇風機が天井で回っていました。窓が開け放され、そこから子供が顔を出すという、今ではあまり見かけない光景がありました。乗客の大半が鉄道マニアで、そのまま１７時２８分発で折り返します。同業者でつかの間の賑わいを見せる和田岬駅ホームです。

海岸近くのはずなのに、遠景に山が見えるというのがいいですね。駅前は地下鉄工事中で、三宮と板宿、そして神戸駅と須磨水族館を結ぶ市バスも通っています。

キハ３５系の側面です。第３セクター化される前の国鉄伊勢線にもこの型の気動車が走っていたそうで。電化されれば、いよいよ絶滅？