ミャンマーという所は、同じ東南アジアでも、正直田舎な所で、日本から突然訪れると、風景から町並みから、何かとなりのトトロに出てきそうな、懐かしい、4，50年前の日本といった感じで、ノスタルジックな気分になり、どんな不思議なことが起こっても、ミャンマーなら何かありそうな、そんな気にさせる国でありました。
そんな、ミャンマーにようやく慣れてきた今日この頃、インレー湖という神秘的な場所での出来事です。

ここで不思議な体験を披露しなければならない！ニャウンシュエでの夜、シャン料理で腹いっぱいになり、酒も入って千鳥足で道端をひょこひょこ歩いていると、今日はいつも通り停電の様で、あたりは真っ暗。満月もまだ山の下に隠れている。 空は満天の星空。天の川がくっきり見えて非常に美しい。
そんな中、ぼーっと星空を眺めていると、星空の中に奇妙な光が、、、。最初は飛行機かと思ったが、急に高度を下げ、山の麓に消えていった。なんだこれは！　UFO！　間違いなく！　なんだか分からないから。 あれを見てここの人は誰も何とも思わないのかっ！ 酒も入っていたので、その時は気にもとめなかったのですが、、、。
次の日、ゆっくりと昼に起きて、その辺をふらふらしていただけでした。そして夕食をホテルの隣のレストランで簡単に済まし、早めにホテルに戻っていた。
暇なので、ふとベランダに立って星空を眺めていると、夜空のちょうど中央にきれいなオレンジの星が見える。金星か、火星だろうか？　何の星かなと思って眺めていると、その星がちょっとずつ高度を下げ、近づいて来る。これは昨日見たものと一緒ではないかっ！！　宿の人にあれは何かと尋ねたが、分からないと、まったく関心がない。そしてまた急に高度を下げ、地平線に落ちた。またUFOだっ。一度ならず二度も見るとは、、、帰ったら矢追順一にでも聞いてみたい。

そして後日談。日本に帰ってきてずいぶん経ってからわかったのですが、どうやらこれはミャンマー特有のバルーンみたいです。こっちの人は夕方でも夜でもかまわず飛ばすので、不思議な明かりが上下したり、、、。でもあの落ちる速度は墜落では、、、。

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HP アジアの黄昏