このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

103系通勤形電車

103系通勤形電車・・・
1963(昭和38)年から、本来は山手線用として製造されました。
ところが、当時の国鉄はこの形式を通勤形電車の標準型として、その後は京浜東北線や常磐線、関西の阪和線や東海道・山陽線などの大都市通勤路線へ次々と投入をしました。

この時点で、本来の用途からは外れてしまったようです。

その後、東京や大阪に新たな103系や新型の車両が入ると、仙台・名古屋・岡山・広島などでも活躍をはじめ、福岡では地下鉄直通用に新しい103系も新製されました。ゆえに、全国の主要都市圏で活躍をする結果となったようです。

しかし近年、JR各社とも新型車両に置き換えをはじめ、一時は総勢約3,500両を誇った103系ですが、近年は数を減らしてきました。

そこで、各地で活躍する(または、していた)103系のいろいろな塗装を集めてみました。

水色系
京葉線の高運転台バージョンです。
路線の風景はともかく、姿だけを見ると、
かつての京浜東北線での運用時代を彷彿とさせます。
(市川塩浜にて)
関西地区の通勤路線、阪和線用です。
JR西日本の阪和線・大和路線(関西線)の103系は
この列車のように、幕のデザインを替えています。
(日根野にて)
黄色系
東京都心の地上部を貫通していた唯一の103系。
中央・総武緩行線で運用されていました。
(2001年3月下旬にて全編成の運行終了)
運行末期は写真の低運転台バージョンではなく、
後期に製造された高運転台車の方が残っていました。
(下総中山にて)
京浜工業地帯の真っ只中を走る、鶴見線用の3両編成です。
関東地区で最短編成の103系となってます。
(海芝浦にて)
今は「水色系」へ塗装変更が進んでいて、
この色の編成は1本のみになったそうです。
主に福知山線(JR宝塚線)用の車両です。
もっとも、朝晩にしか走っていないようですが・・・。
ちなみにヘッドマークは「JR東西線開業」の時のものです。
(新三田にて)
オレンジ系
武蔵野線用の編成です。
ATS−P型保安装置関係の機器を後から取り付けたので、
スペース確保のため「運行番号表示窓」が埋められています。
(南船橋にて)
 大阪環状線で一番多いタイプの顔です。
(かなり年季が入ってますが・・・)
何かヘッドマークが付いてますね。
(今宮にて)
延命体質改善工事が行われた車両。
従来の103系のイメージを変えた車両です。
車内は207系風ですが、床下から聞こえてくるモーターは・・・
紛れもなく103系です。
(大阪にて)
黄緑色系
通常は大和路線(関西線)・奈良線等で走っていますが、
この時はなぜか桜島線にいました。
ちなみにこの時の編成、オレンジ系と混結でした。
(桜島にて)
青緑色
常磐線快速(上野〜取手)および、
成田線(我孫子〜成田)で運用されている車両です。
写真の車両は、元営団地下鉄千代田線乗り入れ用の1000番台です。
この路線は103系最長の、15両編成で運転される列車もあります。
(上野にて)
オリジナル塗装
仙石線快速「うみかぜ」として発車を待っているところです。
正面の窓が、従来の3分割から2分割に改造されています。
この塗装ですが、現在は更に違ったデザインとなっています。
(仙台にて)
こちらが現在の仙石線用塗装車です。
前面と側面に「SENSEKI LINE」のアクセントがついています。
(高城町にて)
営団地下鉄東西線乗り入れ用の車両です。(これは1000番台)
元は黄色の帯でしたが、後に誤乗防止
(中央・総武緩行線用の205系と紛らわしい)
の観点から、現在の塗装に変わりました。
(中野にて)
JR東海になってから数年後、従来の水色系から、
このようにクリーム色+湘南色帯、という塗装になりました。
名古屋地区中央線等の混雑対策として、1970年代後半より、
京浜東北線などから転属した車両で運用されていましたが、
1999年12月のダイヤ改正で、運用からは引退しました。
(鶴舞にて)
2001年3月オープンの「ユニバーサルスタジオ・ジャパン」にあわせて、
編成全体をラッピングした車両です。
JRゆめ咲線(桜島線)を中心に運転され、大阪環状線へも乗り入れています。
(西九条にて)
JR播但線の電化(姫路〜寺前)に合わせて、クモハ103形と新たに、
モハ102形に運転台を付け(→クモハ102形)、クモハ2両に組成されています。
更にワンマン運転実施のため、ワンマン機器も取り付けられています。
また103系最短の編成で、しかも強力編成(!)となっています。
車内は、大阪環状線などの延命体質改善工事車と
同様の工事がなされているため、こちらも同様に207系風になっています。
(姫路にて)
岡山地区用の編成です。
元は大阪圏で使用されていた車両です。
岡山特産のマスカットをイメージした色とかなんとか・・・
    中には、岡山〜岩国という長距離運用もあるとか。
(岡山にて)
広島地区用の編成です。
こちらも岡山地区同様、大阪圏からの車両です。
塗装は「瀬戸内色」と呼ばれ、
115系などと同じデザインとなっています。
(広島にて)
JR九州唯一の直流電車で、福岡市営地下鉄・空港線に
乗り入れている1500番台です。
この塗装は現在、新デザインに変えられているので
過去のものとなりました。
(西唐津にて)
おまけ
)浦和電車区所属(本来は水色系) ()松戸電車区所属(本来は青緑色) ()豊田電車区所属(本来はオレンジ系)
表記は各区所のまま、黄色系に塗りかえられて習志野電車区に貸し出された車両の所属表記画像です。

ここにない塗装の103系は、私がただ写真を撮っていないだけです。沿線のみなさま、どうも申しわけありません。m(__)m

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