このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

動かない「列車ホテル」の一夜(98年8月)

1.悲劇は突然やって来た・・・

98年の8月27日、同じサークルの風子嬢とメイツ君との3人で、東北・北海道夏旅行の帰途、の〜んびりと宮城県の鳴子温泉で汗を流し、後は今晩の宿、快速「ムーンライトえちご」の出発駅である、新潟県・村上駅へ向かうだけ、と列車を乗り継ぎ、20時過ぎに到着、乗換時間があった、山形県の余目(あまるめ)駅で途中下車をし、買出しの後、駅へ戻ったときに、メイツ君が改札の上に、次のような内容の、申し訳程度に貼り出された紙に気付いたことから、事は始まりました。

『大雨のため、次の列車は本日運休となります  快速ムーンライトえちご 寝台特急あけぼの・・・』

「はにゃ??」「うっそぉー」「………」

これは一体どういう事なんだ!! 駅員に問い合わせるにも、この駅の駅営業時間は過ぎていて、無人駅状態になっていたので、自動券売機の横にあった、酒田駅への連絡専用電話を使ってみたのですが、全然繋がりません。

時間も迫っていた事もあり、仕方なく問い合わせをあきらめ、定刻どおりに到着した、村上行きの普通列車に乗り込みます。

焦っていても仕方がないので、持参したポータブルテレビを見るとニュースをやっていました。すると、福島・栃木県あたりで大雨による被害が出た、といった内容を映し出していました。

「こんな中僕たちは旅行してたんですねぇ」と、メイツ君がつぶやく。

2.「新潟から先の交通手段はございません」

気だるい状態のまま、村上に到着し、停車していた「新潟行き・ムーンライトえちご」(9両編成・以下「MLえちご」と略す)に乗り込みます。車内はガラガラでした。

一応、新潟から先の指定席区間の、指定されている座席に席を取りましたが、あまりにも空いていたので、各人1ボックス分を占有します。

村上駅を定刻に出発し、しばらくすると車内放送が始まりました。

ご乗車ありがとうございます。快速 ムーンライトえちご、新潟行きです。…(略)…本日は、上越線大雨のため、新潟〜新宿間、運休となっております。(後でわかった事だが、これが、上越線の土砂流出災害による、運休だったのである)お客様には大変ご迷惑をお掛けしますが、あらかじめ、ご了承ください。なお、新潟から先の交通手段は、ございません。切符の払い戻しに関して…』と、聞くからに新人とわかりそうな声の車掌が告げています。(こういう厄介な仕事は、どこの世界でも新人にまわって来るようですね。)

「交通手段はございません」とはっきり言われてしまえば、それまでです。こんな事は今まで経験がありません。

メンバーのなかに、誰か疫病神でもいるのでしょうか。実は……。

そうこうしているうちに、列車は新潟に到着。一度、座席のよい他の車両へ移ったのですが、9両まるごとが列車ホテルとなるわけではなく、内4両のみが開放、とのことでまた移動をします。(そういう事はもっと早く言えよ、JR○日本)

メイツ君らに、何とか場所を見つけてもらい、そこに落ち着きます。しばらくして、JR駅員によって、毛布が配布されました。と同時に、お詫びの言葉と、翌朝の事についての説明がありました。

その後、2人は仲良く(?)外のコンビニに、買出しへと出掛けて行ったので、僕が留守番役にまわります。

じっとしていても暇なので、連絡かたがた、この旅行から先に帰宅した、サークルの冊子編集長(通称Jr)へ電話を掛けてみました。

実は、本来なら「MLえちご」で翌朝新宿に着き、上野からJrと合流し、イベント列車に乗車する予定でしたが、それがほぼ不可能(運転区間が、運休区間にもろにかかった)になったので、協議する事にしました。

なんだかんだと話しているうちに、買出し組が戻って来ました。

2人も交えて話し合った結果、「お流れ」という結果に落ち着きました。(Jrは残念そうでしたが。)

車内に戻り、3人で小宴会を始めます。と、言っても食べそびれた夕食も兼ねていましたが。例のごとく、ビール1本でメイツ君の顔がみるみる赤くなります。(更に、彼は酔うと発言が怪しくなる)風子嬢は…。

気分が良くなったところで、しばしの仮眠へと入りました。

3.「青春18きっぷ」で新幹線に そして再び・・・

気がつくと、5時前だったので起きる事にしました。2人とも起きたようです。

しばらくして、JR駅員が缶コーヒーと菓子パン2個を配り始めました。

これから5:22発の長岡行き普通に乗るため、支度をして下車をします。

この後、越後湯沢まで在来線で行き、高崎まで新幹線(特例で、特急券+18きっぷでも乗車ができました)を利用したのですが、新幹線車内でなんとメイツ君が、朝っぱらから、購入した新潟県限定缶ビールを空けて、すっかりオヤジモードに入ってしまいました。これには風子嬢も半ば呆れ顔でした。
(おいおい・・・近づくと酒臭いしねぇ。)

高崎からは、快速で上野へ直行。3人とも、疲れで眠ってしまいました。(風子嬢は何回も頭が動き僕の肩に何回もよっかかり、メイツ君は口を半開きの状態で)

上野に到着、なんと着いたホームが、一週間前に出発したホームだったので、まさに「振り出しに戻る」となりました。

 

余談ですが、僕はどうやら、夜行列車とは相性があまり良くないみたいです。

この2年前の夏に、バイト先の友人と「ムーンライトながら」に乗った時は、途中で遅れるし、97年の風来坊9月旅行の時は、「新宮夜行」が、線路が高波に流され、末端区間がバス代行になり、今回の夏旅行は今書いてきたとおり「ムーンライトえちご」が運転打ち切りになり、極めつけは、この後9月に、バイト先の友人と行った、北海道「乗りつぶし」旅行の帰りに乗るはずだった、寝台特急「北斗星2号」(すでに8月の災害で、札幌⇔仙台の区間運転になってはいましたが)が、台風5号の影響で、出発2時間位前になって運休になる(マジかよぉ)など、??の連続です。あなたの周りに、そんな人はいませんか?

最後に風来坊メンバー、及び風来坊OBの方へ。「あいつと夜行に乗るとなんかありそうだからいやだ!」とか、「○○さんと(○の中は私の本名が入る)一緒に電車乗ると、絶対なんかありますからね。」なんて避けないように。何事もなかった方が多いんですから。(笑)

(でもやはり・・・この前は、サークル関係者と乗ってた電車が、駅手前で煙を出したりして、数分の抑止を食らったもんなぁ・・・)

 

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