このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

99.03.26新規

(9) 周遊券はゆるくない(たいへんだ)

 平成10年4月1日、これまでの均一、一般周遊券が廃止され、新たな商品として「周遊きっぷ」が登場した。一般周遊券はオーダーメイドのものでかなりややこしく、作成に日数もかかったりして筆者も1度しか使ったことがなかった。均一(ワイド・ミニ)は手軽に利用できる周遊券で、北海道や九州などの大きなものから、東京、京阪神などの都市型のものまでよく使わせてもらった。
 新しい周遊きっぷは「ゆき券」「ゾーン券」「かえり券」の3枚セットで、出発帰着地はゾーンの入口まで201キロ以上あればどこの駅でもよくまたゆきかえりの経路設定もこれまでは常識的な範囲内でしか認められなかったが、複乗の禁止などの基本的なルールに従えばどのようにもなるという変な乗り方をするには便利になったといえる。
 ところが、レディメイドだったワイド・ミニと比べ、敷居が高いのか、割高になった(?)せいか、あまり売れていないようで窓口氏も初めて扱うようなところでは発行の際戸惑うことがある。
 ・ルールがよくわかっていない。(東海道新幹線利用の割引率←ひと駅でも使えば全区間5%、601キロ以上は全て20%)
 ・操作がわからない。(端末によってわかりにくいものがある)
 筆者は先日東海管内の某小駅で周遊券を頼んだのだが、ゾーン券を出すのも手間がかかったが、アプローチ(ゆきかえり)券をだすのに、商品コードを入れるというのがわからず、二人かがりで小一時間かかってしまった。WINDOWS風の画面で使いやすくなったようだがメニューの作り方が不親切なのかもしれないと操作を見ながら感じた。
 もっとべんきょーしろよというより、1年近くたつのにまだ「(新)周遊きっぷ」というものを売ったことのない窓口氏がいるというのは売れていない証拠でもあると思われた。本職とはいえ、売れないきっぷの知識などは聞いてもすぐ忘れてしまうであろう。以前買った何某駅(別の駅)の若い駅員は3枚セットを2分とかからず発行したが、これは過去に扱っていたに違いない。←別のタビービトが"鍛えた"のかもしれない。
 最近は駅も合理化で早朝夜間などは窓口の数も少なく、出発間際でのややこしいきっぷ購入はさけるべきである。
新幹線の指定なども自動機で出せる位なので、セルフサービスのマルス端末(機能限定版)でもあったらおもしろい。
窓口氏にいちいち説明したりするより自分で出した方が手っ取り早いというヘビーなタビービト族も結構いるのではないだろうか。  

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