このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

土佐電気鉄道

〜現役最古の路面電車は、さながら走る博物館〜

 

 ポルトガルのリスボン市から来た910形

 明治37年(1904)の開業は現存する路面電車としては最も古く、”とでん”の愛称で親しまれている。路線は高知駅
前〜桟橋間五丁目と、南国市の後免町から高知市の中心部を通り、伊野町の伊野にいたるルートからなる。知寄町
〜鏡川橋間は、市内線とも呼ばれている。

 郊外区間には後免西町〜篠原間をはじめ専用軌道が残り、鴨部付近は狭い道路を軒先すれすれに走ったり、
咥内(こうない)では土讃線との立体交差が見られる。

 運転系統は知寄町〜伊野間など5系統があるが、後免町〜伊野間を直通する電車はなく、後免町・鏡川橋方面と
桟橋方面を結ぶ電車も出入庫時以外には走らない。日中の運転間隔は市内線が4〜5分と頻繁なのに対して後免
町方面が15分、伊野方面が最大21分となることも。

 運賃は市内線が均一制、郊外が区間制。1日乗車券は高知駅前のバスターミナルやはりまや橋の定期券発売所
などで発売している。

 とでんの魅力は上の画像にあるように、世界各地の路面電車を集めていることで、現在ドイツ・ノルウェー・ポルトガ
ル・オーストリアの電車が在籍。車体の広告や車内の注意書きは、外国語表記のままで残されている。

 線路総延長 25.3km

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