このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください



ハンガリー国鉄

地図

ハンガリーには現在はGyor-Sopron-Ebenfurthi Vasut(GySEV)(ドイツ語ではRaab-Oedenburg-Ebenfurther-Eisenbahn)以外に私鉄はなく、それ以外の鉄道線はハンガリー国鉄によって運営されている。詳しいデータは ハンガリー国鉄のホームページ を参照ください。

国が小さいだけあって、飛行機も国内定期便はなく、国内の移動は鉄道かバスか乗用車に頼らざるを得ない。高速道路の整備が遅れているせいもあって、長距離の移動には鉄道が使われている。それもあってか、サービスなどの面でまだまだ改良の余地があるように思う。

いつもほぼダイヤ通りに運転されているので、その意味では信頼できるが、国際列車はその限りではない。特にモスクワやイスタンブールなど、遠いところからの列車はよく遅れているようだ。

時刻表は駅の窓口やブダペストの場外切符売場で買うことができる。毎年6月に新刊が発売され、秋頃までは購入可能。時刻表は小さく便利。一年に数回ダイヤの修正が行われるが、その度に追補版が無料で配布される。時刻表には、国鉄、私鉄、森林鉄道の時刻と、ブダペストの郊外電車や市内交通の概略も書かれている。もちろん国際列車の時刻も書かれている。駅のインフォメーションでも時刻は教えてくれるが、いつも行列ができているので、聞きたいことをすべて聞けるとは限らない。ブダペストのしない券売所はその限りではないが。

乗り方は、他のヨーロッパの鉄道と同じ。駅に改札はないが、切符を買っておかないと、必ず検札に引っかかってしまう。駅では放送があるが、車内では放送が流れない。

インターシティや一部の国際列車以外は指定席券がなくても乗車できる。特急券は存在しない。インターシティは全車指定席で、売り切れになることも多い。以前は、国内移動に国際列車は使えなかったが、規則が改正され、車輌を限定して乗車できるようになった。

乗車券の割引について。ハンガリーの学生証か公務員に発行される国鉄割引証があれば、半額。国際学生証は使えない。国内に限ると、割引なしでも高くはない。1000円あればブダペストからならどこへでも行けると考えてよい。毎年1月1日に値上げされるので古い情報は信じないこと。

国際列車の乗車券はユーロ建で国際決済が行われるので高い。ただ、スロバキアまでの往復なら70%の割引がきき、片道より安い切符が買える。プラハまでは、40%の割引だが、スロバキアとチェコ間は片道切符でも70−80%の割引があるので、ブダペスト−ブラチスラバの往復切符を買い、ブラチスラバからプラハまでの切符を買ったほうが安く上がる。ルーマニアやオーストリアへはバスで行くのが安上がり。

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