このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
ハンガリーは7カ国と国境を接しているが、現在のところパスポートやビザに問題がなければ行くことのできない国はない。
ただ、国境によっては外国人が通れないところや、24時間体制でないところ、不定期に閉まってしまうところなどもあるので注意が必要。
鉄道ではBanréve/Lenartvce
は越境できないが、道路ならOK(スロバキア側はKralになる)。Letkés/Salka, Ipolytarnóc/Kalonda, Tronanádaska/Nova Bodva
は通行不可。Sátoraljaújhely/Slovenske Nove Mestoは町から近い方の国境は通行不可。 鉄道で越境するなら往復切符を買うこと。変な話だが往復だと70%の割引があり、片道の切符よりもずっと安い。 国際列車以外で国境を越えるなら、Záhonyから徒歩。そこまではブダペストから直通で急行列車が走っている。 鉄道でハンガリーからルーマニアへ行くときの二大ポイントはアラドとオラデアだが、通しで買うとけっこう高くつく。ここでも、往復切符のほうが片道切符より安い。 バスの場合、Cluj-Napoca (Kolozsvár), Oradea (Nagyvárad), Odorheiu Secuiesc (Székelyudvarhely), Gheorgheni (Gyergyószentmiklós)などへ直通のバスが出ている。乗り場は西駅のマクドナルドとは反対側にある駐車場。クルージュへは毎日たくさんのバスが出ている。夜10時ごろ出発することが多いが、朝出発の便もある。大きいバス会社が運行しているわけではないので、直接行って調べてみる必要がある。とにかく安さが魅力だ。Népstadion
のバスターミナルからも、たくさんバスが出ている。 鉄道で行くには上述の通り、通しの切符を買うと高くつく。ユーゴスラビアとならセゲドからスボティツァへのローカル列車、クロアチアへはNagykanizsa/Varazdin
かGyékényes/Koprivnica
間の列車を活用しよう。スロベニアとの間には鉄道路線はないが、現在建設中。 ユーゴスラビアへはFerihegy空港からバスがたくさん出ている。出迎えの人が待っている、空港内施設からの出口のところに客引きがいるので彼らに尋ねてみるといい。
鉄道より安く上げたいというなら、エステルゴムから船で対岸のシュトゥーロボに渡り、そこから目的地に進むとか、コマーロムから歩いて橋を渡るとかすればいい。ただ、時間がかかるわりにたいして得をしないとは思うが。
ビザの取得が絶対条件になるが、簡単というわけではないようだ。独立国家共同体のどこかの国のビザを持っていれば通過ビザなしでも通過ビザを持っているものとするという協定があるらしいが、機能しているかどうかは疑問。
大使館はブダ側のNógrádi u.8
にある。行き方はモスクワ広場から21番か21番赤のバスでOrbán tér
下車。そこから枝別れしているNógrádi
通りの坂を上がっていくと左手にある。詳しい情報はテレザハウスなどで仕入れること。
大使館で個人でのビザ取得はほとんど無理。旅行会社に頼んでビザを出してもらうしかないだろうが、ハンガリーよりは、バルト三国の旅行社のほうが旧ソ連の国に関しては強いと思われる。
Beregsurány
へはNyíregyháza
からバスが出ているし、Tiszabecs
へはMátészalka
からバスがある。
ビザは原則的には国境で無料で発給してくれる。が、システムがころころ変わるうえ、国境管理官によっても一定でないので、時間のない人は事前に用意しておいたほうが無難。
ブダペストのルーマニア大使館はペスト側のThököly út 72にある。行き方は東駅のマクドナルドから駅の方に向かって右側に歩いていく(路面電車の軌道がある道)。10分程度でつく。即日発効で、7ドル程度。国境でただでももらえるものだが安心料だと思えばいい。日本でとると更に安い(150円程度)。
安く上げるには、国境まで行き、車掌と交渉して国境を越えさせてもらい、ルーマニアでルーマニア国内の切符を買うといい。この方法は、インターシティやユーロシティなどの上級列車では使えない。この方法が使える列車でも、車掌は人の足元を見て相場よりずっと高い値段を吹っかけてくる。こちらも不正(国際列車で国境を越えるときは、国際切符を買う必要がある)をしているわけで強く出ることができないのが口惜しい。
実際ハンガリー人やルーマニア人は300円ぐらい渡しているだけなのに、外国人からは千円以上とろうとする。それでも正規の運賃よりはずっと安いのが癪に障る。
そこで、国境を越えるためだけに走っているローカル列車の登場となる。これだと国境まで切符を持っていれば、車内で切符を買うこともでき安く上げることができる。ただ、乗り継ぎが不便だったりする。時間を取るかお金を取るか。それから、ローカル列車で国境を越えた場合、駅に両替施設などないこともあるので、事前にルーマニアの通貨を用意しておいたほうがいい。
また、セゲドやベーケーシュチャバからもバスの便がある。
もちろん自力で国境まで行き、歩いて越境することも可能。それぞれ国境附近まで鉄道やバスを使っていくことができる。
セゲドからも毎日数本ユーゴスラビアのSobtica行きのバスが出ている。
スロベニアへ直接入りたいというなら、Rédics
から歩きか、Zalalövõ
からÕriszentpéter
までバスで行き、
Velemér
方面行きのバスに乗り換えて、Felsõkotormány
の国境で降りるかぐらいしか方法はない。そうまでして直接スロベニアへは要る理由はほとんどないと思うが。
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