このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
ブダペストの市場
その土地の人を知るには、そこで何を食っているかを見るのが一番。市場はそんなことを知るのにもってこいの場所です。
中央市場
自由橋のたもと、ペスト側にある。ヴァーツィ通りを南に向って(地下道も越えてどんどん)歩くと、終点にこの市場がある。
数年前に新装開店しただけあって、ずいぶん綺麗になったが、100年ほどの歴史を持つ。一階はあらゆる食料品、二階は土産物屋と軽食、地下はスーパーと魚屋や中華食材の店、漬物屋などが並ぶ、ブダペストの台所。
ずいぶん遠くからも路面電車に乗ってここにやってくるお年寄りは多い(お年寄りは市営交通のタダ券をもらえるので)。観光客も少なからず訪れるので、それを意識している感じも否めないが、それでも楽しめるところだ。
レヘル市場
地下鉄青線の西駅の次の駅、レヘル広場下車。
ここも広い。主に食料品だ。中央市場と違って、観光客がこないだけ、地元の人の生活に密着した感じの泥臭さがある。
値段も中央市場よりは少し安めか。今は屋根がない青空市場だが、近々大改装を行い、屋根付きの市場にするそうだ。ちょっと残念。
市場の北側の道を東へ歩くと地下道があり、それを抜けると市民公園の近くに出る。
また、市場の南側の道を東へ行くと国鉄を跨ぐ橋があり、橋からは西駅の様子がよく見える。
フェヘールヴァーリ市場
ゲレルトホテルの前の路面電車で南へ向い、3つ目の停留所のところにある。
シュカーラ ブダペシュトという大きいデパートと隣り合った市場。広さはあまりないが、集客能力は高いようで、いつも人込みになっている。食料品はデパートで買うより市場で買った方が絶対に安い。
中国市場
ブラハルイザ広場のマクドナルドの横から37番の路面電車に乗り、4つ目下車。または、デアーク広場から9番のバスで15分程度。キーナイ ピアツと言えば教えてくれるはず。
ここはブダペストの息吹を感じさせてくれる。広大な面積の市場には小さい店が数えられないほど並んでいる。たいてい中国やベトナムなどアジアの商人の店だ。そのほか、ロシアなど旧ソ連や、ルーマニアなどバルカンの国、もちろんハンガリーの人も店を出している。
入るときに、身体チェックを受ける。売られているものはほとんど衣料。買いたくなるものは少ないが、いんちきブランドなど見ていて楽しい。市場内には両替所もあり、東欧各国の通貨も両替できるようになっている。
ここでのお勧めは、中華どんぶり。中国人が作る料理をどんぶりに盛ったごはんの上にかけてくれる。10種類ほどの料理の中から3〜4種類選べるのが嬉しい。しかもうまい。しかも安い(すごく安くはないけど)。しかも多い。ハンガリー食に飽きた人はどうぞ。
この市場の裏は貨物駅になっていて、中国から鉄路でやってきた荷物が直接この市場で売られている。周辺の国から来た人たちはここで商品を仕入れ、国へ帰って商売をする。非常に単純化された経済モデルを見るような感じです。
スリが多いので十分気をつけましょう。
常設蚤の市
地下鉄青線の南の終点に近いHatar ut(ハタール ウート)下車後、54番(赤)のバスに乗り換え。Bolha piac(ボルハ ピアツ)と言えば降ろしてくれる。
広いが、個人的にはあんまり好きではない。きっと掘り出し物もあるにはあるだろうが、本当のところどうなのだろうか。バスツアーでここによる人も多く、外国人客も多い。店の方も生活が懸かっているからか、あまり安いとはいえない。かえってオーストリアやフランスなどの方が安く買えるかもしれない。
ジャンルは何でもあり。店を出してる人はプロ。
市民公園の日曜蚤の市
日曜日に英雄広場の後ろに広がる市民公園で蚤の市がある。場所は交通博物館のそば(公園の北東端の近く)。 誰でも店を出せるのでプロだけじゃない。だから掘り出し物もあるってもの。ただ、売る側も捨てるよりは売ったほうがいいというよりは、一円でも高く売ることを考える人が多いので、あまり投げ売りはしていない様子。生活かかってるんだなという感じ。 朝は非常に早くからやっている。昼過ぎで終わり。入場料が若干必要。
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