このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

出典:フローニンゲン広報(De Groninger Gezinsbode) 2000年2月2日

フローニンゲンシティークラブの懸賞付アンケートに多くの読者が投稿

交通環境の悪さがフローニンゲン最大の欠点
フォルキンゲストラートがもっとも人気のあるショッピング通り

フローニンゲンのどの店、どんな所がフローニンゲン独特だろうか? また、フローニンゲンのどんなところが市民に嫌われているだろうか? このフローニンゲンシティークラブと本紙編集部の懸賞付アンケートに対し100人以上からの投書があった。本紙では、今号から数回にわたってこのアンケート結果を紙上に掲載する。以下は主な調査結果である。

フローニンゲンの住民は一般的に言ってフローニンゲンを気に入っているらしい、ということが投書から伺える。セントラム(市の中心部)は小さくまとまっており、商店や娯楽施設はお互いに歩いていける距離にある。夏になると姿をあらわすテラス、運河、そして当然マルティニ塔に改築された中央駅舎。投稿者の多くがフローニンゲンの雰囲気を気に入っているようである。またフローニンゲンではバーやレストランの閉店時刻が規制されていない、ということをフローニンゲンの特長として挙げる市民も多い。

異国情緒の漂う店
もっとも人気の高かった通りはフォルキンゲストラート(Folkingestraat)であった。この通りには異国情緒のあふれる店やアンティークショップが多く、多くの市民がそれを「街の雰囲気を豊かにしている」と感じている。いずれにせよヘーレストラート(Herestraat)以上である。多くの市民がヘーレストラートの商店を「まるで金太郎飴のよう(どこへ行っても同じ)」と評している。フォルキンゲストラートの他にはワーフストラート(Waagstraat)が雰囲気がよく、質の高い商店が多い通り、と評されていた。

街にはネガティブな面もある。市街地の交通の安全性について不満を持っている市民がかなり多かった。例えば、乳母車を押している女性が自転車に乗った学生と衝突する、自転車に乗った学生はしょっちゅう速いスピードで走るタクシーに轢かれそうに感じる、などなど。

また、投稿者の多くが市街地の黄色い舗装道路に不満を持っていた。例えば、フォルキンゲストラートからフィスマルクト(Vismarkt)に出たところやフルデンストラート(Guldenstraat)の始まるところ近辺では、車道と歩道の色が同じためにどこまでが歩道でどこからが車道なのかが分かりにくくなっている。また、例え車道と歩道の境目がはっきりしていたとしても、そういう場所では交通規則を無視して通行している人が多い。他の通行者にとってはいい迷惑である。

この黄色い舗装は他の理由でも嫌われている。雨が降ったり雪が降ったりすると、この舗装はたちまちスケート場と化すのである。路面にこびりついたチューインガム(これも多くの人に嫌われている)は滑り止め防止には役立たない、というのが大多数の意見である。また、こちらの予想通り、市の中心部への交通アクセスの悪さと駐車場の少なさに不満を持っている、と答えた人はかなり多かった。その一方で、ほぼ同数の人が「市街地にはかなり速いスピードで走ったり、入ってはいけないところに入ってくる車が多すぎる」と答えていた。

商店の評価では、店員の商品に対する知識の不足や接客態度に不満を持つ人はいるものの、全体的にサービスレベルは高く評価されているようである。ただ、多くの衣料品店でかけられているBGMの音量は一部の人にとってはかなりうるさく感じられるようで、そのために「店に入ってもすぐに出ていってしまう」という投稿者がいた。ところで、最近ではuitverkoop(売り尽くし、の意)ではなくSALEとかかげている商店が多い、ということに気づいている人はいるのだろうか、と書いてきた投稿者もいた。

年配の買い物客の中では、買い物の途中で一休みできるようなベンチが通りにもっと設置されるとよい、と考えている人が多い。また、多くの市民が市内に設置されているごみ箱の数が増えれば街もきれいになるだろう、と考えている。ごみ箱さえあればごみはごみ箱に捨てられるようになるだろう、と言うわけである。

改善するのが難しい欠点、と言うものもある、というため息交じりの投書が某女性投稿者からあった。彼女曰く、バーなどにやってくる男性のほとんどは傲慢であり、彼らにとっては女性は獲物でしかなく、彼らは「女性というものは、自分がそばにいて、自分に見られていると思うと嬉しくなるものだ」と考えているそうである。

人気のある商店&飲食店
フローニンゲンで最も人気のある商店はVroom&Dreesmann(デパート)とScholtens Wristers(書店)であった。ただしその理由は「フローニンゲン独特の店」だからではなく、「品揃えがよい」からである。それ以外の人気がある商店はJansen en Jansen(ギフトショップ)、Basarz(食料品店)とHemaである。6番目にはKnol
s Koek、De Slegte(書店)、Asbran、Yantra、Van der Ley(チーズ専門店)、Hemmes、Flokstra(画材、手工芸材料店)、Bootz、Confetti(パーティーグッズ)、PostmaとH.Witting(帽子専門店)がならんだ。以下The Store、Hennsen en Mauritz、Paardebloem、t Oortje、Fair Trade Shop(途上国からの輸入雑貨)、Plato、Schlaman、Maupertuus、delicatessenzaak Ariola、Xenos(雑貨)、Toy toy(玩具店)、Pipoos、het Noorder Muziekhuisと続く。

外出先としてダントツで人気が高かったのはカッテンディープ(Kattendiep)にあるアイリッシュパブOCeallaighであった。以下よく知られたバーが続く:de Drie Gezusters、het Newscafe、de Troubadour、de Spieghel、het Feithhuis、d'Ouwe Brandweer。9番目以降は意見が分かれ、de Beach Bar、Index、het Casino、Bommen Berend、het Prinsentheater、de Brasserie Poelestraat、Vera、de Benzinebar、Cafe Het Feest、het Pannekoekschip、het Pakhuis、Cafe de Beurs、Prinsentuinの紅茶ガーデンといった場所が挙げられていた。

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