このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

ハウスメーカーを考える

ハウスメーカーに明日はあるか?
 最近「マイホーム」に対する需要も多種多様になってきたと思います。
 うちが建てている自然素材関係や民家風、高気密高断熱、伝統工法を見直す動き等々・・・

 そのようなニーズに対応すべくハウスメーカーも実に多彩な商品を提供してくれていると思います。

 ところで、ハウスメーカーの定義はどのように考えられているのでしょうか?字をそのまま解釈すれば家を作る人全部を指してしまうのでしょうが、そのようには使われていないような気がするので、みなさんそれぞれだとは思いますが。筆者なりの定義をまとめてみました。

ハウスメーカーの定義
規格型住宅(又はプレファブ)として独自に構造認定を受け、構造関係の自由度はゼロだが、間取り・仕上げ関係は自由な形で対応する、注文住宅のようで注文住宅でない商品を主としている
2.全国に支店・展示場・ショールームを多数所有し、契約額に対する経費率が高いと思われる会社
3.全国ネットのメディアでCMを流すことができる体力がある
4.営業部門が独立した部署として顧客対応している
5.指定確認検査機関を独自に設立している
6.1〜4で「全国」を「地方」に置き換えれば運営形態が同様となる地元密着型の中堅以上の会社

これらを全て満たす所がハウスメーカーの定義になると思います・・

 で本題です。「ハウスメーカーに明日はあるか?」です。とは言いながら何書いてよいのか分からなくなってきてしまいました・・(^^;)

 私自身ハウスメーカーである積水ハウスを解約しているのですが、一番抵抗があったのは、家は商品であり買うものという印象が強かったところです。確かに向こうさんの言い分はあくまでも注文住宅であり、全て自由設計になっています!木造でも鉄骨でも行けますよ!と言うことだったのですが、工程上、仕上げの下地になる石膏ボード貼り以前の構造に関する変更は一切認められないんですね・・
間取り以外は仕上げ手前まで既に見えない家が出来上がっていて、それを買った後にコーディネーターとインテリアの打ち合わせをする・・このようなスタイルがどうも肌に合わなかった訳です。

 しかし、このように感じるのは多分少数派(もしかしたら筆者だけかもしれない)で、品質の均一性・アフターサービスの良さ・信用・テレビCMなどの効果で高級感があるなど、様々な理由で契約数はかなりあるのだと思います。かっこいい家だなぁとかやっぱり見て思いますもん。

 あとは価格の問題でしょうか・・
やっぱり高いです。内部の人間談ですと、土地からのお客さんでハウスメーカーで建てる人はかなり少なく、ドル箱に成りうるのは建て替えの人ということでした。若い人で土地からの購入と聞くと営業さんもガックリ来るそうです 笑  でもここは営業さんですから嫌みを言うことなく出来るだけの可能性を求めて奔走するみたいです(^_^) 

統計上は土地からの人は建売を利用するのが圧倒的に多いのも頷けますね!埼玉とて都心から割と近く、駅にもそこそこ近いところだったら坪70万はしますので、30坪の土地で2100万円、それに税金やらなにやらで100万上乗せで2200万円、それにハウスメーカーで40坪の家を建てれば、これまた坪70万はしますので2800万、それに税金やらで200万アップで、ハイ!3000万、合わせて5200万の家の登場です。皆さんどれだけサラリーを貰っているかは存じませんが、一般のサラリーマンでこの金額でローンを組むのはかなり勇気がいると思います。

もうちょっとメーカーさんも経費なんかを見直して、家のグレードに見合う価格で提供してくれるといいんだけどな〜と思います。
でもブランド品なんかと一緒で高くないと売れないという現象があるみたいなんで、ハウスメーカーの家もそーなのかなと思ってしまいます。
「いつかはクラウン!」なんてCM(古いネタですみません)がありましたが「いつかは積水で!」みたいなトコ筆者もありましたしね・・^^;

どちらにせよ住宅産業は需要と供給のバランスで成り立っているわけで、需要がある限り、好むと好まざるとあーいったスタイルの「ハウスメーカー」というものは無くならないのでしょうね・・

分かり切った結末でスミマセンでした・・m(_ _)m

 
 

トップページ   コラムに戻る

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください