このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

施工に関すること 

施工に関わる身なので、色々な経験から感じた欠陥のこと、
コストのこと、手間のことなどなど、施工全般のことを
これから書ければ良いなと思います。
梅雨でちょっと感じたこと
 うちのベランダから建築中のお宅が4軒見えるんです。
僕はたばこ吸いですが、根っからのホタル族で、その4軒の建築風景をぼーっと見ています。

で、ieリンクでもちょくちょく話題にでる事柄なのですが、屋根の養生で目の前の現場が「ええー?」って感じだったのでちょっと書き込みしてみました。

このメーカーさんはさいたま市に本社がある、外断熱・OMソーラーの家を建てている会社です。
切り妻屋根で、屋根材貼って、断熱ボート貼って、屋根下地の合板貼って・・・
ここで梅雨入りした関係で養生もせず1週間以上ほったらかしです。

「構造用合板おもいっきり水吸っちゃってるんだろーなー!?」

で昨日のちょっとした晴れ間に大工さん来たかと思うと・・

「ルーフィング貼っちゃいました(驚)」

これで断熱ボードとルーフィングに挟まれ、たっぷり水を含んだ合板は蒸発の行き場を無くし(無ではないが)、かなり近い将来フヤケちゃうことでしょう!
もちろんそれに留まっている屋根からくる釘も効かなくなり、屋根の材料次第では台風なんかの時外れちゃったり波打ったりすることになる可能性が高くなります。

日本で家を建てる以上雨や湿気とは縁が切れないと思います。
昔の家は、みんなが気にする基礎廻りはもちろん、屋根もちゃんとした通気層が設けられています。
多少濡れても無垢材でカバーし、施工後も通気でカバーし、長持ちさせてきました。

なんで古い寺社仏閣があれだけ木がムキだしでも腐らないかというと、軒の出と、通気が優れているからです。
濡れても直ぐ乾く環境に木をおいてやれば、木はすごく長持ちします。

先に紹介した事例のように、それを無視した工法でやる以上、養生や建築時期には細心の注意が必要だと思います。

最近この手のフランチャイズ的なシステムを「売り」にしているメーカーが非常に多いと思います。
システムそのものは良いものだと思うのですが、システムばかりが先行し、目立ち、その裏に隠れてしまう本来の業者の技量を見逃してはいけないと思います。

また、量を捌くHMは天候に左右されていては商売あがったりですので、プレファブという工法を確立させました。
早い所で上棟当日、遅くても上棟後3日で屋根が仕上がります。
3日間の天候さえ読めれば濡れずに屋根、外壁が出来上がってしまいます。
今の家はベニヤを多用しますので、濡れないことが長持ちさせる必須になるからです。
施主にとっていえば、ある意味すごく良いことだと思います。


やはり、細かい不具合を生じさせない意味でも、工事の管理をする人間がいるということは非常に大切な事だと思います。



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