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LOMO LC-A

製造会社:レニングラード光学機械連合体
発売年:19**年
フォーマット:35mmフルサイズ
レンズ:MINITAR1 32mm F2.8
焦点調節:全群繰り出し式/距離目測・0.8m〜∞
ファインダー:アルバダ式ブライトフレーム(近接撮影時用視野補正フレーム付き)
ファインダー内表示:ゾーンフォーカスピクトグラフ・バッテリーチェック・スローシャッター警告
露出制御:プログラム自動露出/手動2.8〜16(シャッタースピード1/60固定)
感度設定:GOST16〜250
サイズ(実測):107x68x44mm 250g
使用電池:LR44×4個
その他装備:ホットシュー

なにやらちまたで人気があるらしい
ロシアカメラ「ロモ」。

あらすじ…
旧ソ連時代のカメラ「ロモ」。
製造中止になったが、とある人間が再生産させたという。
…あらすじ終わり。
説明になってないですか?
詳しくは
ロモエンバシージャパン 参照。
通販もあります。

本当は、LOMOっていうのは作ってる工場
「レニングラード光学機械連合体」の略称で、
カメラ自体の名前は「LC-A」なのである。
「LOMO-COMPACT-AUTOMAT」とかの略らしい。
「ロモ小さい自動」。わかりやすいです。

じつはこのカメラ、
日本製コンパクトカメラ「コシナCX-1」のコピーらしい。
CX-1の方はレンズ周りとかもうちょっと曲線だったりして、
愛想のあるデザインなのだが、
ロモは共産圏のカメラだけあってなかなか無愛想である。

でもその無愛想なのが良いところ。
そこが健気的でかわいいというか。
ちなみに現行品のロモは、
なんかキャラクターの絵が入ってて、
なんだかハイセンス系の装いです。

製品の質としては、結構アヤシイです。
裏蓋の縁なんか、削った跡がよく見えるし、
ファインダーはブライトフレームあるのに、
全然見えないし。
ボデーの横っ腹に隙間あるし、
シャッター羽根はえらく分厚い金属板だし、
レンズ内面に拭き跡あるし、
ポケットに突っ込んで歩いてたら、
ポケットの底にネジ転がってるし。
うーんさすがソ連製。

ロモの通販ページではなんかすばらしいレンズを搭載した
えらく高性能なカメラみたいなこと書いてありましたが。
どちらかというと、当たり前のニュートラルな描写ではない、
変な写りの、そこに味のあるカメラだとおもいます。

レンズは歪曲収差があるのが少々気になるところ。
建物とか撮るのはチョイとつらいです。
画面の4隅は周辺光量落ちで、ちょっと暗くなりますが、
これはスポットライトのような、なかなか雰囲気な効果を醸し出してくれます。
発色はぺかぺかしてて鮮やかで、
印象というか、雰囲気を写し撮るカメラといわれております。

暗いトコだと、シャッターが平気で30秒くらい開きっぱなしになるので、
そういう時はブレまくりの写真になったりするのですが、
それもまたよし。そういう気分にさせてくれるカメラです。

どうやら国内向けの製品のようで、
表記が「ЛОМО ЛК−А」です。

巻き上げは軽いのですが、
シャッターボタンは少々重め。
押すときは、カメラブレを防ぐため、
両手でしっかりカメラを構えて、ゆっくりと押しましょう。
ボタンは大粒で押しやすく、おいしそうです。

表面はあまからせんべいみたいな質感の塗装です。
ニコンのF5みたいだと言えなくもないかも。
…言い過ぎかも。
買ってから2週間くらいは金属製だと思ってたのだが、
どうもプラスチックのようです。だまされた??!!
でも本当は、いまだによくわかんないけど。
革張りはなんだかゴムみたいな手触りです。

ストラップはやたら硬くて手に痛かったので、
ケータイのヤツにかえました。
このロモは中古で、1989年の旧ソ連製。
MADE IN USSRの表記がへんなトコにあって、
レンズバリヤの開閉時にチラッとしか見えないのが
なんかイイです。←見えます?
しかも開閉時に「シャリシャリ」という効果音がする。
シャッター押したときに点灯する赤ランプが
ファインダーの中にメチャ出っ張ってて、
視界の邪魔で仕方ない。
おかげでブライトフレームがほとんど見えないです。

ちなみに左のランプは「電池残量OK」、
撮影時、点灯しなければ電池切れ。
両方点灯すると「スローシャッターにつき手ブレに注意」の意味です。
左のランプがつかないときは、
シャッターの音はしても、写真は撮れていないので、
だまされないように。

接眼部の左にある5角形の「CCCP」マークは、
旧ソビエト連邦政府の「品質保証マーク」だそうです。
JISマークみたいなものなのでしょうか?
レンズの左右にピコピコとはえているレバーが
かわいいですね。
向かって左が絞り値設定レバー、
右が距離設定レバーです。

絞り値設定レバーは上下にスライドし、
距離設定レバーはレンズを中心に回転するのですが、
レバーが同じ意匠で統一してあり、
それにもかかわらず、距離レバーを水平にすると
双方の位置が
上下にずれるところがところがイイです。
完全な左右対称ではなく、
微妙に非対称なあたりが変化があっていい。
ひょっとすると一番好きな部分かも。
絞り設定は、AUTOおよび、手動2.8〜16。
手動で絞り値を設定した場合は、
シャッタースピードが1/60に固定されます。

距離は0.8m〜∞。1.5mと3mにクリックがあります。
回転は適度に軽く、クリック感も心地よいです。
レンズ向かって右上にあるのが、
フィルムの感度設定。
手裏剣みたいな部分を回して設定するのですが、
小さくて非常に回しにくいです。

普通はISOとか書いてあるのが、
「ГОСТ(GOST:ソ連邦国定規格)」という
わけのわからん単位で、
設定するのにちょっと困ったとか。
以下はとある掲示板で教えてもらった
ISOとGOSTの換算表です。
GOST:250=ISO:180
GOST:130=ISO: 90
GOST: 65=ISO: 45
GOST: 32=ISO: 22
かなりへなちょこな作りの巻き戻しクランク。
くらくらしていて、強度的にちょっと怖いです。
クランクアーム部分はホットシュー同様、
金属板をプレスしただけの簡素な作りです。

でもちゃんとツマミは別パーツ。
しかもすべり止めに溝が刻んであります。
マジメなんだかそうでないのかよくわかりません。

なんだかヘンな色の未知の金属なのだが
素材は何なのだろうか。
カンヅメみたいな色。
ホットシューにはわざわざ別パーツの
カバーがついています。
とるとこんな感じ。

X接点を意味するマーキングまで。
なかなか丁寧でよろしい。
底面。なぜかワインダー用らしき
カプラーと接点があります。
レンズバリヤはレンズ下のノブで開閉します。

三脚穴はちゃんと金属で出来ています。
でもいつ使うんだろう?
セルフタイマーないし、レリーズケーブルも使えないし。

適度な大きさ重さ軽さ。
日常の持ち歩きには最適です。
ロモ欲しくなりましたか?

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