このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
LOMO LC-A
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なにやらちまたで人気があるらしい
ロシアカメラ「ロモ」。
あらすじ…
旧ソ連時代のカメラ「ロモ」。
製造中止になったが、とある人間が再生産させたという。
…あらすじ終わり。
説明になってないですか?
詳しくは
ロモエンバシージャパン
参照。
通販もあります。
本当は、LOMOっていうのは作ってる工場
「レニングラード光学機械連合体」の略称で、
カメラ自体の名前は「LC-A」なのである。
「LOMO-COMPACT-AUTOMAT」とかの略らしい。
「ロモ小さい自動」。わかりやすいです。
じつはこのカメラ、
日本製コンパクトカメラ「コシナCX-1」のコピーらしい。
CX-1の方はレンズ周りとかもうちょっと曲線だったりして、
愛想のあるデザインなのだが、
ロモは共産圏のカメラだけあってなかなか無愛想である。
でもその無愛想なのが良いところ。
そこが健気的でかわいいというか。
ちなみに現行品のロモは、
なんかキャラクターの絵が入ってて、
なんだかハイセンス系の装いです。
製品の質としては、結構アヤシイです。
裏蓋の縁なんか、削った跡がよく見えるし、
ファインダーはブライトフレームあるのに、
全然見えないし。
ボデーの横っ腹に隙間あるし、
シャッター羽根はえらく分厚い金属板だし、
レンズ内面に拭き跡あるし、
ポケットに突っ込んで歩いてたら、
ポケットの底にネジ転がってるし。
うーんさすがソ連製。
ロモの通販ページではなんかすばらしいレンズを搭載した
えらく高性能なカメラみたいなこと書いてありましたが。
どちらかというと、当たり前のニュートラルな描写ではない、
変な写りの、そこに味のあるカメラだとおもいます。
レンズは歪曲収差があるのが少々気になるところ。
建物とか撮るのはチョイとつらいです。
画面の4隅は周辺光量落ちで、ちょっと暗くなりますが、
これはスポットライトのような、なかなか雰囲気な効果を醸し出してくれます。
発色はぺかぺかしてて鮮やかで、
印象というか、雰囲気を写し撮るカメラといわれております。
暗いトコだと、シャッターが平気で30秒くらい開きっぱなしになるので、
そういう時はブレまくりの写真になったりするのですが、
それもまたよし。そういう気分にさせてくれるカメラです。
どうやら国内向けの製品のようで、 表記が「ЛОМО ЛК−А」です。 巻き上げは軽いのですが、 シャッターボタンは少々重め。 押すときは、カメラブレを防ぐため、 両手でしっかりカメラを構えて、ゆっくりと押しましょう。 ボタンは大粒で押しやすく、おいしそうです。 表面はあまからせんべいみたいな質感の塗装です。 ニコンのF5みたいだと言えなくもないかも。 …言い過ぎかも。 買ってから2週間くらいは金属製だと思ってたのだが、 どうもプラスチックのようです。だまされた??!! でも本当は、いまだによくわかんないけど。 革張りはなんだかゴムみたいな手触りです。 ストラップはやたら硬くて手に痛かったので、 ケータイのヤツにかえました。 | |
このロモは中古で、1989年の旧ソ連製。 MADE IN USSRの表記がへんなトコにあって、 レンズバリヤの開閉時にチラッとしか見えないのが なんかイイです。←見えます? しかも開閉時に「シャリシャリ」という効果音がする。 | |
シャッター押したときに点灯する赤ランプが ファインダーの中にメチャ出っ張ってて、 視界の邪魔で仕方ない。 おかげでブライトフレームがほとんど見えないです。 ちなみに左のランプは「電池残量OK」、 撮影時、点灯しなければ電池切れ。 両方点灯すると「スローシャッターにつき手ブレに注意」の意味です。 左のランプがつかないときは、 シャッターの音はしても、写真は撮れていないので、 だまされないように。 接眼部の左にある5角形の「CCCP」マークは、 旧ソビエト連邦政府の「品質保証マーク」だそうです。 JISマークみたいなものなのでしょうか? | |
レンズの左右にピコピコとはえているレバーが かわいいですね。 向かって左が絞り値設定レバー、 右が距離設定レバーです。 絞り値設定レバーは上下にスライドし、 距離設定レバーはレンズを中心に回転するのですが、 レバーが同じ意匠で統一してあり、 それにもかかわらず、距離レバーを水平にすると 双方の位置が 上下にずれるところがところがイイです。 完全な左右対称ではなく、 微妙に非対称なあたりが変化があっていい。 ひょっとすると一番好きな部分かも。 | |
絞り設定は、AUTOおよび、手動2.8〜16。 手動で絞り値を設定した場合は、 シャッタースピードが1/60に固定されます。 距離は0.8m〜∞。1.5mと3mにクリックがあります。 回転は適度に軽く、クリック感も心地よいです。 | |
レンズ向かって右上にあるのが、 フィルムの感度設定。 手裏剣みたいな部分を回して設定するのですが、 小さくて非常に回しにくいです。 普通はISOとか書いてあるのが、 「ГОСТ(GOST:ソ連邦国定規格)」という わけのわからん単位で、 設定するのにちょっと困ったとか。 以下はとある掲示板で教えてもらった ISOとGOSTの換算表です。 GOST:250=ISO:180 GOST:130=ISO: 90 GOST: 65=ISO: 45 GOST: 32=ISO: 22 | |
かなりへなちょこな作りの巻き戻しクランク。 くらくらしていて、強度的にちょっと怖いです。 クランクアーム部分はホットシュー同様、 金属板をプレスしただけの簡素な作りです。 でもちゃんとツマミは別パーツ。 しかもすべり止めに溝が刻んであります。 マジメなんだかそうでないのかよくわかりません。 なんだかヘンな色の未知の金属なのだが 素材は何なのだろうか。 カンヅメみたいな色。 | |
ホットシューにはわざわざ別パーツの カバーがついています。 とるとこんな感じ。 X接点を意味するマーキングまで。 なかなか丁寧でよろしい。 | |
底面。なぜかワインダー用らしき カプラーと接点があります。 レンズバリヤはレンズ下のノブで開閉します。 三脚穴はちゃんと金属で出来ています。 でもいつ使うんだろう? セルフタイマーないし、レリーズケーブルも使えないし。 |
適度な大きさ重さ軽さ。
日常の持ち歩きには最適です。
ロモ欲しくなりましたか?
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