このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

乗算

それでは機械式計算機の本領発揮、
乗算に行ってみましょう。

乗算 1245×398=?
置数入力ノブを操作して、
置数表示窓に「1245」を入力する。
倍数表示窓の矢印が一の位を
指していることを確認する。
ハンドルを加算方向に8回廻す。
倍数表示窓の一の位に8が表示され、結果数表示窓に1245×8の計算結果が表示される。

計算桁移動レバーを作動させ、倍数表示窓の矢印を十の位に移動する。
ハンドルを加算方向に9回廻す。
倍数表示窓の十の位に9が表示され、結果数表示窓に1245×90の計算結果が加算される。

計算桁移動レバーを作動させ、倍数表示窓の矢印を百の位に移動する。
ハンドルを加算方向に3回廻す。
倍数表示窓の百の位に3が表示され、結果数表示窓に1245×300の計算結果が加算される。
結果数表示窓に計算結果「495510」が表示されている。

さてココで裏技的。
上記計算にて「398」を掛ける際、
『ハンドルを3+9+8=20回も回転させるのは面倒だなあ』
とお思いのことと思います。
ところがハンドルの回転数を減らす技があるのです。
「398」は、より小さい数字の組み合わせで表現すると「400-2」です。
つまり「1245×398=1245×(400-2)=(1245×400)-(1245×2)」
という計算が成り立つわけです。
以上のことを踏まえて、もういちど計算してみましょう。

ただ、この計算方法が実践できない機体もあるようです。(後述)

乗算 1245×398=? (速い!)
置数入力ノブを操作して、
置数表示窓に「1245」を入力する。

計算桁移動レバーを作動させ、倍数表示窓の矢印を百の位に移動する。
ハンドルを加算方向に4回廻す。
倍数表示窓の百の位に4が表示され、結果数表示窓に1245×400の計算結果が表示される。

計算桁移動レバーを作動させ、倍数表示窓の矢印を一の位に移動する。
ハンドルを減算方向に2回廻す。
倍数表示窓の表示は400-2の398となり、結果数表示窓から1245×2の計算結果が減算される。
結果数表示窓に計算結果「495510」が表示されている。

なんとこの手順では、わずか4+2=6回のハンドル回転で
答えを求めることができます。
こうなると一種のパズルですね。
普段使わない算数担当の脳味噌を
使わせてくれる良きパートナーといえるでしょう。


除算

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