このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
国語日記
『コンピューター用語』
インターネットやPCが急速に普及してくるのに伴って、難解なコンピューター用語が氾濫している。例えば、今や書店はおろか駅の売店でも販売しているパソコン雑誌では、長い長いカタカナ用語が頻繁に登場しており、予備知識が無ければ意味がわからないこともしばしばである(最近では、カタカナ語を通り越して、直接横文字で表記されているものもある。例えば「Mouseのセットアップ」といった具合である)。あるいは、パソコンの説明書をめくってみても、主語も述語も共にカタカナ用語だったりすると、文章自体が意味不明になってしまうことが多い(例えば、「Windowsのハードウェアコンフリクトトラブルシュータを使用することも出来ます」「ブートディスクを使ってブートして下さい」の如し)。IT産業発祥の地がアメリカであるが故に、パソコン関連の新技術はほとんどが英語であり、いささか致し方ない点も無いわけではないが、それにしてももっと日本語訳が行われてもいいのではないか。例えば、「ソフトウェア」「ハードウェア」といった和訳困難な単語はともかく、「CPU」は「中央演算装置(実際にそう訳されている)」、「ビデオメモリー」は「映像メモリー」、「デバイス」は「装置」、「アップグレード」は「更新」、「セットアップ」は「調整」ぐらいに訳した方が遥かにわかりやすいように思われるのだが・・・
中島 健(なかじま・たけし) 大学生
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