このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
三軒茶屋
以前このコーナーで、私は、「遊園地やテーマパークといった恣意的に創造された非日常空間があまり好きではない。」ということを書いた。そして、私が好きな非日常空間として「成田空港」や「上野駅新幹線ホーム」を挙げたわけだが、「公園」という観点から言えば、「武蔵丘陵森林公園」と「昭和記念公園」が面白いと思う。
昭和記念公園(国営)は、東京都立川市に、昭和天皇御在位50周年を記念して造成された公園で、かつての米軍立川基地を森林公園にかえたもの(JR青梅線西立川駅下車すぐ)。広い敷地内にはボートで遊べる水鳥池やサイクリングコース、大広場、バーベキュー場等がある。一方、武蔵丘陵森林公園(国営)は、埼玉県滑川町に、明治100年記念事業の一環として建設された公園で(東武東上線森林公園駅下車バス8分)、同じくサイクリングコース、大広場、バーベキュー場、テニスコート、プールがある。いずれも入園料は大人400円と低廉で、貸し自転車料金もそれほど高く無い。しかも、例えば自転車コースでのサイクリングでは、遊園地の乗り物では味わえないリアルな風と空気を感じることが出来る(余談だが、昭和記念公園のコースはほとんど平坦で運転しやすいものの短くやや単純なので、上下あり変化に富んだコースを楽しむなら森林公園をお勧めする)。高価で恣意的な「遊園地」では、決して味わうことの出来ない楽しさである。中島 健(なかじま・たけし) 大学生
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