このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 編集後記 

 最近気がついたのですが、どうやら人間には二つの種類があるようです。一つは、自我がしっかりとしていて、人生の目標や信じるべきものをしっかり持っている人間。今一つは、必ずしもそうした目標を持っておらず、むしろぼんやりとした自分に不安な人間です。前者を「積極型」、後者を「消極型」と名付けるとすると、多分私なんぞは前者に入るのでしょう。「積極型」の典型例が政治家と芸能人で、彼らほど、ある意味一般人を遥かに超える強い自我を持った人も少ないのではないかと思います。「改革」とか、「大騒ぎ」とか、とにかく並の人間を超越したことをやらかしてくれるのは、こういう人達なのでしょう。反対に、「消極型」が多いと思われるのが詩人・歌人などの芸術家と、カルト宗教に入信した人達です。ついでにその傾向を分析すると、両親が上手く?過保護気味に育てた子供は「積極型」に、逆に両親との関係がギクシャクしていた子供は「消極型」になりやすいような気もします(無論、科学的根拠は無いですが)。
 ただ、必ずしも前者のほうがよいというわけではない。「積極型」の人間は自分の中に自信が溢れ、ちょっとやそっとのことでは揺らがず、目標に向かって驀進することが出来ますが、その分他者の痛みや心の動きには鈍感なところがあります。反対に、「消極型」の人間は、ともすると「心の安定」を求めて邪宗を信じてしまう危うさがあるのですが、その分他人の心の動きには敏感で、繊細な心を持っている人が多いのではないでしょうか。

 お知らせ 

 今月は、通常の10月号の他に、東京都防災訓練についての 11月号 の記事を先行掲示しました。来月号では、今国会で「話題」の「永住外国人地方参政権」問題、及び「少年法改正」問題を取り上げたいと思います。


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