このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
編集後記
山形大学工学部で過去5年間に渡って入試ミスがあった問題では、428人もの受験生が誤って「不合格」扱いされてしまったそうです。大学受験は誰にとっても人生の分かれ道となりかねないだけに、入試の採点にあたる大学関係者には細心の注意が求められるはずで、この事件は、高校生や浪人生にとっては大人が思っている以上に重大な問題です。かく言う私も、かつて東京大学を2度受験したことがありますが、事前の模擬試験では(浪人生時代は)常にA判定で、成績も全国50位以内に入っていたにも関わらず2度とも不合格だったということを経験しているだけに、東京大学や京都大学でも同種のミスが無かったか、今一度過去5年間に遡ってチェックしてもらいたいものです。
もっとも、山形大学の「採点ミス」は出題ミスではなく、センター試験「国語」のうち、本来は現代文のみを得点計算の対象にするところ、古文と漢文も含めて計算してしまったがためにミスが生じた、というものでした。ということは、少なくとも今回「追加合格」となった受験生は、当初合格した受験生よりも古文や漢文の点数が振るわなかったことが図らずも分かってしまったわけで、ミスといえばミスですが必ずしも大学当局を完全に「悪」と決め付けることも出来ないようにも思えます。理系であれ文系であれ、「大学」という最高学府で学ばんとする人間が、高校時代の「古文」や「漢文」をきちんと学んでいなくてよいはずが無いではありませんか。お知らせ
今月号では、当初は最近問題化している歴史教科書の問題、及び田中真紀子外相と外務省を巡る記事を掲載する予定でしたが、管理者多忙により、急遽変更させて頂きました。
なお、6月から7月にかけて私(管理者)が一時的に多忙になることが予想されまして、今後の記事掲載は通常より遅れる可能性がありますことを予めご承知置きください。
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