このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 編集後記 

 朝日新聞社主催の「知恵蔵記念 ワード・オブ・ザ・イヤー2001」で、今年は「構造改革」「稲垣メンバー」「狂牛病」「イチロー」を抑え、1位に「同時多発テロ」という言葉が選出されたそうです。一時は用語の違いが見られた報道各社も、最近では語感のよさからかこの「同時多発テロ」という言葉でほぼ統一されており、これが2001年9月11日にアメリカで起きた事件の正式名称になった感があります。
 しかしながら、私としてはどうもこの「同時多発テロ」という言葉に違和感が拭えません。「同時多発テロ」では、同時に複数の場所で爆弾事件が起きただけのように聞こえ、どうも現場の緊張感が伝わってこないのです。実際、この事件をアメリカでは「テロリスト・アタック」つまり「テロ攻撃」と呼んでおり、「攻撃」のところに重点が置かれています。また、テレビ番組のタイトルにも「ワー(戦争)」という言葉が多用されており、5000人の死者を出した事件のスケールを適確に表現しています。
 それ故、私としても、本サイト等で文章を書く際は必ず「同時テロ攻撃事件」と「攻撃」の2文字を入れるようにしています。

 お知らせ 

 今月号も、引き続き9月11日に発生した米国テロ攻撃事件に関連する記事を中心に掲載しました(未掲載の記事も、上旬までに順次掲載して参りますのでお待ち下さい)。なお、来月号では、テロ関連、政治関連の記事の他、久しぶりに「動物」分野の記事(「映画『キャッツ&ドッグス』を見る」)を掲載する予定です。


目次に戻る

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください