このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
編集後記
最近、小学校の卒業アルバムを久しぶりに見ました。
昔のクラブ活動(私自身は「科学クラブ」に3年間所属し、6年生時には「フナの解剖」実施を公約にして部長になりましたが、結局教材販売会社がフナ解剖キットの販売を終了していたので実現できませんでした)や委員会活動(5年生時代は「放送委員会」、6年生時代は「報道委員会」といずれもマスコミ系<笑>でした)の写真を見ながら昔をなつかしみましたが、そこで思い出したのが、毎日の学級運営を行う「日直」の制度でした。
「日直」の制度は、実は時間的に制約された政治的権力です。即ち、学級の生徒は必ず2人1組で「日直」を体験しますが、「日直」になると朝夕のクラス会をはじめ毎時間の号令、学級日誌の作成、給食準備中の監視(私の居たクラスでは、手早く配膳するために準備中は私語禁止とされ、違反すると『(食べ始める時間を)5分遅れ』とする罰を課す権限があった)、更には非常時の指揮権等、実に様々な学級統治権を持っていた訳ですが、この「日直権力」が濫用されなかったのは、「日直」が1日限りのものであり、実力の有無に関わらず必ず交代が約束されていたからに他なりません。あるいは、最近の内閣総理大臣や国務大臣の地位も、この「日直」に近いのかもしれません。
もっとも、昔の我が学級では「お帰りの会」で日直の2人がクラス全員に「今日の日直はどうでしたか?」と信任を問い、不信任が信任を上回ると次の日も日直任務を担当するという制度がありました。この制度は「不信任が信任を上回ると1日延長」という点がミソで、逆にすると独裁化を招きかねないところ、「不信任故に再任」となれば「自己が再任されることは恥」ということで歯止めがかかるわけです。ただ、実際のところ、そうはいっても「日直」は楽しい仕事なので誰もが少しでも不信任票があると「再任」を宣言し、暗黙の了解で最低1回は再任されることになっていましたが・・・(逆に2回以上再任を宣言するとイヤな顔をされる)お知らせ
今月は、不審船事件関連の原稿執筆の遅れや投稿者との内容の調整に時間がかかり、全ての記事を1日に掲載することが出来ませんでした。なお、「キャンベラ滞在記」は引き続き写真を伴って少しずつ更新していきますので、宜しくお願い致します。
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