このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
三軒茶屋
今年もクリスマスが、年末年始がやってきた。ところで、クリスマス・年末年始の恒例行事といえばクリスマスカードに年賀状だが、今年はどうもめんどうくさくて、私はまだ年賀状の絵柄も決めていない(別に郵政省に反発したいわけではないのだが)。加えて、最近の大学生は大学側が用意した電子メールアドレスを持っているので、多くの友人には電子メールで電子年賀状(勿論、メールサービスのホームページへいって、気の効いた書式のものを出すのだが)を出せば済んでしまう。手書きで宛先を書くより、キ−ボードで打ったほうが遥かに早く終わるし、費用もかからない。しかも、最近の技術では音や動画を組み込んだメールが出せるので、場合によっては普通の年賀状よりも相手によい印象を与える。
だが、いざ貰う側の身になってみると、やっぱり電子年賀状よりは、多少絵柄が(手書きで)下手でも直筆の年賀状のほうが有りがたく感じられてしまう。しかも、年賀状というものは1月5日くらいまでに手に届いて、はじめて意義のあるもののようにも思える。だいたい、冬休み開けに登校してはじめて電子年賀状が来ていることを知るより、1月1日の朝、年賀状の束の中から自分宛てのものを探すほうが、遥かに楽しいだろう。あれこれ考えた末に、私は結局、今年も年賀状生産にいそしむことにした。中島 健(なかじま・たけし) 大学生
製作著作:健章会・中島 健 無断転載禁止
©KENSHOKAI/Takeshi Nakajima 1998 All Rights Reserved.
このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |